キム・テヒョン の最新ニュースまとめ
韓国最高裁判所は14日、殺人などの容疑で裁判にかけられていたキム被告の上告審宣告公判を開き、検察と被告人の上告をすべて棄却し無期懲役を宣告した原審を確定した。30年間の電子足輪(位置追跡装置)装着命令も維持された。
キム被告は2020年11月にオンラインゲームで知り合ったAさんが自身の連絡を拒否したとし、昨年3月23日にAさの家に押しかけAさんとAさんの妹、母親を殺害した容疑で起訴された。
キム被告は1審で、Aさんを除くそのほかの被害者を殺害したのは「偶発的な殺人」と主張したものの、1審はキム被告の犯行が計画的だったとして無期懲役を宣告した。
2審の裁判部も1審と同様、キム被告に無期懲役を宣告した。2審裁判部は、「言葉で表しがたい残酷な犯行により3人を殺害し、遺体をそばに置いたまま逮捕されるまで2日間も殺害現場にとどまっていた」とし、「一般人の常識では到底理解できない反社会的で暴悪な犯行」と判事した。
また、「殺害の過程が無慈悲で、矯正の可能性も低いとみられる」とし、「死刑の宣告が妥当だと考える余地は十分だ」と付け加えた。
2審裁判部はこうした理由から異例的に仮釈放のない無期懲役の執行を行政部に求めた。これについて裁判部は、「執行が行われず死刑宣告の実効性を喪失した現在の刑罰システムを考慮し無期懲役を宣告する状況において、裁判所が仮釈放の意見を明示的に明らかにする必要がある」と説明した。
検察とキム被告側は共に2審の判決を不服として上告し、事件は最高裁判所に渡った。
最高裁判所の裁判部は、「この事件の犯行の動機と内容、犯行後の被告人の行動、被告人と被害者らの関係などの事情に照らし合わせると、原審が無期懲役を宣告した第1審の判決をそのまま維持したことが甚だしく不当だとはいえない」と説明した。
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