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不協和音解消へ「日本外相と喜んで協演」 韓国外相候補
【ソウル聯合ニュース】5月に発足する尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国次期政権の外交部長官に指名された朴振(パク・ジン)氏は22日、日本の林芳正外相と協演するならどの曲を選ぶかと記者団に問われ、「韓日間には今、不協和音が多い。これを解消するため、もし韓日外相同士で協演をするなら『釜山港へ帰れ』はどうだろうか」と述べた。「経済交流や観光活性化に役立つなら、日本の外相といくらでも喜んで協演する」とも語った。「釜山港へ帰れ」は韓国の歌手チョー・ヨンピルさんのヒット曲で、日本でも多くの歌手がカバーした。 記者の質問は、朴氏と林氏の共通の関心事が「音楽」であることを考慮したものだ。朴氏は大学時代にバンド活動をしており、林氏も音楽に造詣が深く昨年12月の主要7カ国(G7)外相会合の夕食会でピアノの即興演奏を披露した。 朴氏は、南部の釜山市が2030年国際博覧会(万博)の誘致を目指していることを挙げ、「日本が支持してくれるなら、誘致に大きな助けになりそうだ」と語った。かつて日本の大阪万博誘致を韓国が支持したことにも言及した。 一方、日本が同日公表した2022年版外交青書で、独島を日本固有の領土と主張したことについては、「日本が過去の歴史を直視しながら韓日関係において真の反省、謙虚な省察の姿勢を見せてこそ、関係を改善できる」と指摘した。 韓米が調整しているバイデン米大統領の5月の訪韓に関しては、「バイデン大統領の早期訪韓が実現するなら、最上の韓米同盟への発展の契機とすべきだ」と語った。 また、新政権が外交で米国重視の姿勢を見せ、中国を軽視しているとの指摘には「それはない」と答え、「経済、通商、文化交流、そして戦略的な意思疎通において中国は重要なパートナーだ」と言葉に力を込めた。 韓国青瓦台(大統領府)はこの日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)と交わした親書の内容を公表した。朴氏はこれに関し、「北が非核化に逆行し、南北関係が膠着(こうちゃく)状態に陥ったことを非常に残念に思う。真の朝鮮半島の平和と繁栄は北の非核化と南北関係の正常化によって達成されるべきだということを、韓国の国民も感じているだろう」と述べた。