韓国大統領府(チョンワデ・青瓦台)(画像提供:wowkorea)
韓国大統領府(チョンワデ・青瓦台)(画像提供:wowkorea)
青瓦台(韓国大統領府)はきょう(22日)、“北朝鮮の核実験が迫っている”という一部の報道に関して「北朝鮮のプンゲリ(豊渓里)で観察された様々な活動は、近いうちに核実験を実施するための準備活動の一環だ」と伝えた。

青瓦台の高位関係者はこの日、記者たちからの “5月10日前後に、北朝鮮による核実験の可能性はあるのか”という質問に対し先のように答え「北朝鮮の動きや北朝鮮の動きの変化、また北朝鮮からの様々なメッセージと戦略的発言、このようなことを我々が引き続き分析しながらそれに応じた備えをしている」と語った。

米国政府が運営する国際放送“ボイス・オブ・アメリカ(VOA)”は先月30日、古川勝久 国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル元委員の話を引用し「北朝鮮は最近、ハムギョンナムド(咸鏡南道)豊渓里にある核実験場の復旧作業に拍車をかけていて、一部はすでに再稼働中であることを示唆する情況を捉えた」と報道した。

チョン・セヒョン(丁世鉉)元韓国統一相は先月28日、ラジオ番組に出演し「どうせ3月24日に(ICBM発射により)核実験とミサイル発射を猶予するモラトリアムを破ったので、そこから1か月余後に核実験まで実施してしまうのではないか。ところでこれは、新政府発足から20日も経っていない時期となる」と語った。

北朝鮮が最後に核実験をしたのは、2017年の9月であった。北朝鮮は南北首脳会談と米朝首脳会談のための水面下での対話が行き来していた2018年4月「核実験とICBM(大陸間弾道ミサイル)発射のモラトリアム(中断)」を宣言していた。

しかし北朝鮮は先月24日にICBMを発射したことで、モラトリアム宣言を自ら破った。2017年11月の火星-15型の試験発射以降、4年4か月ぶりにICBMの発射を再開したのである。

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