イ・スンヒョン被告(資料写真)=(聯合ニュース)
イ・スンヒョン被告(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大法院(最高裁)は26日、男性グループBIGBANG(ビッグバン)の元メンバーで、売春をあっせんした罪や海外で多額のギャンブルを行った罪などに問われたイ・スンヒョン(引退前の芸名V.I)被告に判決を言い渡す。 イ被告は常習賭博、売春あっせん、業務上横領など9の罪で起訴され、二審まですべて有罪とされた。 判決などによるとイ被告は2015年12月から16年1月にかけ、日本を含む海外の投資家に性的な接待をあっせんし、自らも買春を行った。 また、自身が役員を務めたクラブ「バーニングサン」の資金約5億2800万ウォン(約5300万円)を横領したほか、米ラスベガスのホテルのカジノで22億ウォン相当に上る巨額のギャンブルを行った。 ほかに、飲食店で他の客とけんかになり、ビジネスパートナーを通じて暴力団員に脅迫させた。 イ被告は2020年1月に起訴された後、同年3月に兵役の義務を果たすため入隊した。 このため裁判は関連法に基づき軍事裁判所で行われた。韓国軍地上作戦司令部の軍事裁判所は21年8月、李被告に懲役3年と追徴金約11億5000万ウォンの支払いを言い渡した。 二審の高等軍事裁判所は処罰が重すぎるとする李被告側の主張を受け入れ、懲役1年6カ月に減刑した。追徴金の支払い命令はなかった。 李被告は常習賭博の罪についてのみ再審を要求。検察はカジノで使用した100万ドル(約1億2700万円)相当のチップについて追徴すべきだとし上告した。これに伴い、大法院は常習賭博の罪と外国為替管理法違反の罪についてのみ審理した。 大法院が二審判決を支持し、罪が確定すれば、未決囚として国軍刑務所に収監されている李被告は一般の刑務所に移される。この場合、2023年2月まで服役することになる。 大法院が二審判決を破棄すれば審理は高等軍事裁判所に差し戻される。
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