「俺はヤクザの親分だ」キックボードを止めた駅員を殴った40代=韓国(画像提供:wowkorea)
「俺はヤクザの親分だ」キックボードを止めた駅員を殴った40代=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の地下鉄で、電動キックボードに乗るのを止められたという理由で駅員に暴行した40代の男性が警察に捕まった。

 2日、JTBCの報道によると、先月31日、ソウル地下鉄クロ(九老)駅で、ある男性A氏が駅員に暴言を吐き、彼を殴る姿が捉えられた。

 地下鉄駅の待合室でキックボードに乗っているのを駅員に制止されたA氏は「このクソ野郎。どけよ」などと言って駅員の顎を押した。

 彼は周りの通行人にも「こいつは私がキックボードに乗って行くのを止めようとしたんですよ」と話しかけ、ますます興奮し始めた。

 ついにA氏は周りから制止されたにもかかわらず、「なんで押すんだよ、なんで押すんだよ。俺はヤクザのボスだ。クソ野郎」と駅員を押しのけて倒した。

 駅員が倒れ、キックボードも一緒に倒れるとA氏は「私の物を壊した」として写真を撮り始め、絶えず駅員に暴言を吐いた。

 このような状況は10分間続き、駅員は脳震とうで全治3週間の診断を受けた。

 被害を受けた駅員は、「(電動キックボードの)走ってくる速度が速すぎると判断した。前方には通行人もいた」とA氏を止めた理由を説明した。

 ソウル九老警察署は近いうちにA氏を呼んで暴行容疑などで調査する計画だ。

 一方、道路交通法によると、電動キックボードは車道や自転車道でしか乗ることができない。
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