動画再生回数が一番多かったキム・ヨンオクに「私がいたから1位になれたのよ」と話すナ・ムニ。(画像:画面キャプチャ)
動画再生回数が一番多かったキム・ヨンオクに「私がいたから1位になれたのよ」と話すナ・ムニ。(画像:画面キャプチャ)
大御所女優キム・ヨンオク、ナ・ムニをはじめ、シニア俳優らが合唱に挑戦し、歌で感動や希望を届けたJTBC音楽バラエティ「熱いシンガーズ」が、5月30日(月)に放送された第11話をもって終了した。

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前回は「第58回百想芸術大賞」で特別公演を行ったときの舞台裏が放送されたが、最終回ではそのときの裏話も公開された。チョン・ヒョンムは、「私は一人で暮らす(邦題:シングル男のハッピーライフ)」(MBC)で共演中のキーが、TV部門男性芸能賞にノミネートされて客席にいて、キム・ヨンオク&ナ・ムニの姿を見て、目をうるうるさせていたのが、自分のソロパートになるや、思い切り笑い出したこと、俳優チャン・ヒョンソンはやはり客席で見ていた俳優キム・ユンソクから授賞式後に電話がかかってきて、「俳優たちが集まって歌う姿を見ていたら昔を思い出して、すごく良かった」と言われことなど、周りの反響を明かした。

そして、この日は団員たちのこれまでの努力を称える「熱いシンガーズアワード」と解団式が行われた。「熱いシンガーズアワード」は全8部門に分けられ、全員がまんべんなく賞を受賞。例えば、動画再生回数が一番多い人に与えられる「あっ!熱い賞」は「千の風になって」韓国語バージョンを歌ったキム・ヨンオク、「実力急上昇(賞)」は番組でラブラインを形成していたキム・グァンギュとソ・イスクが合同受賞した。

また、面白かったのが、涙腺が緩い「水道の蛇口賞」を受賞したのが4人もいたこと。イ・ジョンヒョク、チェ・デチョル、チョン・ヨンジュ、パク・ジュンミョンだ。受賞するにあたり、その証拠VTRが流れたが、彼らはそれを見ながらまた泣き、受賞コメントを言いながらまた泣くという、まさにこの賞にふさわしい姿を見せていた。

チョン・ヨンジュが受賞コメントで「この番組を見ていて、泣かない人がいますか?」と投げかけ、うれしい涙、感動の涙、残念な涙、悲しい涙などいろんな種類の涙を味わわせてくれたと話していたが、たしかにこの番組はそうだった。振り返ると、どの回を見てもジーンとさせられるものがあり、涙を誘う番組だったのは間違いない。

団員たちの投票で選ばれる栄えある「大賞」にはナ・ムニが選ばれ、これで団員たちとお別れになることを「きょうはすごく悲しい。胸に穴が空いたみたい」と表現していたが、それだけ情がわいたようで、名残惜しそうにしていたのも印象的だった。

このように「熱いシンガーズアワード」では全員に賞がいきわたり、改めてこの合唱団は全員が主人公であったことを示し、和気あいあいと心温まる雰囲気だったのが何よりも良かった。

そして、最後にまたもう一度、「This is me」を歌い、感動のエンディングを迎えた団員たち。そんな余韻に浸る団員たちに、音楽監督のキム・ムンジョンが突然、「ミッションの発表があります」と伝え、「皆さんがすべき次のミッションは…」と言ったところで番組は終わったのだ。この意味深な発言は何を意味しているのだろうか。

番組中も、この番組は好評なので、このままならシーズン2にいきそうだと冗談ぽく話していたことがあったが、やはりシーズン2があるのか。番組終了後、いくつかのメディアで報じられていた番組PDのインタビューを見ると、まだ何とも言えない段階であると慎重な構えを見せている。

最終回で、開かれた結末のように終わったが、それがシーズン2を指すものではなく、視聴者も含め、皆に対し、これからも続いていく人生の次なる挑戦を後押しするメッセージだったようだ。ただ、キム・ヨンオクとナ・ムニが「この番組が終わって、熱くなれるものがなかったらどうしよう」と言っていたということも明かしていたので、やはり鍵を握るのはキム・ヨンオクとナ・ムニだろう。またパワフルに戻ってきてほしいものだが、果たして…?

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