世界スケート連盟会長に韓国のキム・ジェヨル氏が選出、欧州以外の国から初めて

国際スケート連盟（ISU）執行委員で活動中のキム・ジェヨル（韓国）サムスングローバルリサーチ社長（53）が、ISU新任会長となった。1892年に設立されたISUの130年の歴史上、欧州以外の国から会長が誕生するのは、今回が初めて。

　ISUは10日、タイ・プーケットで開かれた定期総会で、キム執行委員が会長に選出されたと発表した。

　キム氏は、世界68か国・85の連盟の有効投票権119票のうち、77票を獲得して当選した。

　今回、ISU会長に選出されたキム氏は「スポーツは国境や人種を超え、世界をひとつにする力がある」とし、「経済、文化、スポーツ強国として立つ韓国の事例をモデルとして、冬季スポーツから疎外された国々に希望と協力、成功のメッセージを伝えたい」と述べた。また「国際スポーツのさらなる発展に寄与し、奉仕していく」と心境を明かした。