朴龍澤氏の涙...「優勝の指輪の代わりに『ファンの愛』をはめて引退します」(画像提供:wowkorea)
朴龍澤氏の涙...「優勝の指輪の代わりに『ファンの愛』をはめて引退します」(画像提供:wowkorea)
「優勝の指輪の代わりに、みなさんの愛をここ(胸)にはめて引退します」

LGツインズのフランチャイズスター、パク・ヨンテク(朴龍澤、42)氏が涙の引退セレモニーで選手生活から退いた。同氏は今月3日、ソウル・チャムシル(蚕室)球場でグラウンドを去ってから1年8か月ぶりに引退式および永久欠番式を行った。2020のシーズンを最後にユニフォームは脱いだが、新型コロナウイルスのパンデミックによって無観客試合を余儀なくされる時期であったため、2022のシーズンになってようやく公式的なセレモニーを開くことになった。同球団の後輩たちはロッテ・ジャイアンツを相手に4-1の勝利で先輩の再出発を見送った。

台本なしでマイクを握った同氏は、「何の感興もないと思ったが、とても震える」と話し始めた。19年間着ていたユニフォームのようなピンストライプのスーツ姿だった。

同氏は「1989年11月、私が通っていた小学校に野球部ができた。当時チェ・ジェホ監督が私の人生を責任を負うとして追いかけて、悩むのに正確に8か月がかかった」とし「エリートのバスケットボール選手だった父は運動というのは努力した分だけ返ってこないことを知っていた。幼い私に『お前が野球部に入れば、その時からお前の人生は野球だ』と強調された」と回想した。

それとともに、「野球をとても愛して私の人生は野球だが、野球に第一歩を踏み出してから、一日も楽しく野球をしたことはない」と熾烈(しれつ)な現役時代を振り返った。

同氏の33番は球団の歴史となった。キム・ヨンス(金龍洙)氏の41番、イ・ビョンギュ(李炳圭)氏の9番に次いで3番目の永久欠番に指定された。同氏は「私が入団したとき、野球場の右側ポールの横に金龍洙先輩のユニフォームが飾られていた。その時は漠然とした夢だったけど、李炳圭兄さんが引退するときは確実な私の目標になった」とし「きょう今この瞬間、私は3号になった」と喜んだ。
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