前妻が死亡した後に婚姻届を提出した60代の男に罰金刑「生前の約束だった」=韓国(画像提供:wowkorea)
前妻が死亡した後に婚姻届を提出した60代の男に罰金刑「生前の約束だった」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、死亡した元妻と「生前の約束を守る」と婚姻届を出した疑いで裁判にかけられた60代の男性が1審で罰金刑を言い渡された。

イ・ドンウク の最新ニュースまとめ

8日法曹界によると、ソウル北部地方裁判所のイ・ドンウク判事は、私文書偽造、偽造文書行使、公電子記録などの不正の疑いで起訴された60代男性A氏に罰金200万ウォン(約20万円)を言い渡した。

A氏は離婚した前妻B氏を看護していたが、妻が昨年12月20日に死亡すると、2日後に婚姻届を作成して区役所に提出した疑いが持たれている。

A氏は婚姻届にB氏の身元を記載して印鑑を押した後、ソウル市チュンラン(中浪)区庁に提出したことが分かった。 A氏が提出した婚姻届は、電子家族関係登録システム上、家族関係登録簿にも記録された。

その後、裁判所はA氏に罰金300万ウォン(約30万円)の略式命令を下したが、A氏が不服とし、正式裁判を請求した。

略式命令は裁判なしで罰金・過料などの処分をする手続きだが、不服の場合、当事者は一週間以内に正式裁判を請求することができる。

裁判所は「公電子記録である家族関係電算情報処理システムの公信力を害する犯罪」とし、「被告人が過去に、障害者支援金を受け取るために前妻と離婚したと申告した履歴があり、罪が軽いと見ることはできない」と判断した。

続いて「同種の前科がなく、被告人が前妻を看護し、妻が死亡すると、生前の約束を守るために犯行を犯した点を参酌し、略式命令の罰金額を多少減額する」と量刑理由を明らかにした。

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