“ドライバー290Y超え”飛ばし屋の19歳ルーキー、ユン・イナの10番ホールでのティーショット(画像提供:wowkorea)
“ドライバー290Y超え”飛ばし屋の19歳ルーキー、ユン・イナの10番ホールでのティーショット(画像提供:wowkorea)
韓国のキョンギド(京畿道)ヤンジュ(楊州)市のレイクウッドカントリークラブで行われたKLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)ツアー15大会目となる「EVER COLLAGENクイーンズクラウン」で、ことしプロデビューした19歳のルーキー、ユン・イナが初勝利を果たし、優勝賞金1億4400万ウォン(約1440万円)を獲得。さらに大会名通りのクラウンと大会カラーのピンクマントを身にまとった。

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 ユン・イナは、化粧品EVER COLLAGENの製造会社であるNEW TREEが主管した大会で、KLPGAツアー開催後11人目の完全優勝で韓国女子プロゴルフの歴史に新たな風を吹かせて多くのファンを女子ゴルフに関心を持たせた。300ヤードの記録を持ち、試合中に豪快なドライバーショットを見せ、惜しみないファンサービスをして、パク・ソンヒョンに続く新たな大型新人の誕生を予告させた。最終日の第4ラウンドで290ヤードを超えるドライバーショットを4回も記録し、シーズン序盤の試合で不足していたパッティングを第3ラウンドから完璧に決め、ファンから熱い拍手が送られた。

 第2ラウンドから、今大会2位だったパク・ジヨンと1~2打差の接戦でトップ争いを繰り広げたが、ユン・イナの優勝決定の瞬間は、300ヤードのティーショットではなく、バーディーを決めた18番ホールでの5.7メートルというロングパットだった。14番ホールでボールが池に入って2位となり、逆転される危機で自信のあるパッティングで女王のクラウンを手にした。

 韓国代表チームでの経験があるユン・イナは、優勝の感想で「あえてスコアボードを見ないようにして、18番ホールのグリーンに上がる時に初めてスコアを確認した。バーディーを逃したら負けるかもしれないと思った。最後だから絶対にショートしないようにしようと決めた」と明かした。

 また「フェアウェイキープ率が大きく落ちた。ティーショットを重点的に練習していく。結果より過程に集中して成長する姿をお見せしたい。いつか世界ゴルフ殿堂入りをしたい」と目標を語った。

 さらに「最終組を初めて経験したMacCol・monaparkオープンで負担が大きかった記憶があり、今朝は最終ラウンドではなく第1ラウンドだと思うようにした。それでも優勝が決まった時『これは実話なのかな』と思うほど信じられなかった」と述べた。続けて「夢見た舞台で優勝してうれしい。新人賞に対する欲がないわけではないが、シーズンのスタートから優勝に対する欲は大きかった。たくさん優勝できたらいいが、まず1勝したので2勝が目標だ」と覚悟を見せた。

 約4000人のギャラリーが大会名に合わせてピンクでグリーンを囲ったEVER COLLAGENクイーンズクラウンは、ヘルシー・ビューティー分野で健康な美しさを追求するNEW TREEが健康機能食品企業で初めて主催したKLPGAツアーの大会である。

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