「有名歌手伝-バトルアゲイン」最終回に“有名歌手”ゲストとしてやってきた「SUPER JUNIOR」。(画像:画面キャプチャ)
「有名歌手伝-バトルアゲイン」最終回に“有名歌手”ゲストとしてやってきた「SUPER JUNIOR」。(画像:画面キャプチャ)
JTBC「シングアゲイン2」のトップ6が時代を彩った歌手をゲストに迎え、バトルを繰り広げる「有名歌手伝-バトルアゲイン」が7月15日放送の第12話をもって終了した。最終回視聴率は1.6%(ニールセンコリア調べ、全国基準)。結局、初回に2.3%を記録したのを最後に、第2話からは1%台に下がり、そのまま低迷から抜け出すことができないまま幕を閉じた。

SUPER JUNIOR の最新ニュースまとめ

シーズン1の「有名歌手伝」は視聴率が2~3%台であったことを考えると、盛り上がりに欠けた感は否めないが、最終回の“有名歌手”ゲストはフィナーレにふさわしいレジェンド歌手が登場。ユ・ヒヨル率いるシニアチームには、1989年韓国で初めてミリオンセラーを達成した歌手ピョン・ジンソプ、キュヒョン(SUPER JUNIOR)率いるジュニアチームにはなんと「SUPER JUNIOR」が参戦し、最後を飾った。

特に、登場から圧倒的な存在感を発揮していたのが「SUPER JUNIOR」だった。11枚目のアルバム「The Road : Keep on Going」(7月12日発売)を引っさげ、ブランドコンサートのワールドツアー「SUPER SHOW9」をスタートさせるなど、グループとしての活動期であるが、こうしてバラエティで揃うとやはり貫禄がある。

今回はヒチョルとシウォンを除き、イトゥク、イェソン、シンドン、ウニョク、ドンヘ、リョウクの6人だったが、末っ子キュヒョンがMCを務める番組にやって来たというのがポイントだ。オープニングからそわそわするキュヒョンの姿が見られたからだ。

自分のジュニアチームのゲストを呼び込むとき、いつもとは違い、口ごもったりしながら「歌唱力、パフォーマンス、センス、ビジュアル、トーク、すべてを兼ね備えたマルチ歌手だと言えます」とぎこちなさそうに紹介。かと思えば、メンバーたちがステージに登場し、スタンバイをしていると、キュヒョンもMC席を立ち、自分のポジションへ。「SUPER JUNIOR」の代表曲「SORRY, SORRY」を披露しながら、本業でのカッコよさを見せたのだ。

ユ・ヒヨルが「あそこにいるから、歌手みたい」と冗談ぽくイジっていたが、MCのときと、「SUPER JUNJIOR」としているときとでは、やはり顔つきが違う。さらにユ・ヒヨルから「きょうはMC?有名歌手?」と聞かれると、「MCだけやりたいんですけど、どちらもやらないとでしょ」と答えながらも、「自分の仕事場(番組)にこうしてメンバーたちが来るのは嫌なんです」とキッパリ(笑)。

口が立つメンバーたちが揃っているので、やりづらいということだが、だからこそ見ている方としては面白かった。「審査員としてのキュヒョンはどうだったか?」と聞かれたメンバーたちは、まずはウニョクが、キュヒョンは「コンデ(説教臭く口うるさい。自分の考えや行動を強要する中高年世代)」なので、「上手くやれると信じて疑わなかった」とし、仲の良い後輩たちと会うと、教えたり評価したりしていると暴露。次にシンドンが「わざとオーバーにリアクションをしているのではないかと思った」とし、キュヒョンのマネをしてみせるなど、怒涛の末っ子イジりが笑いのポイントになっていた。

さらに、リーダーのイトゥクは、完全なるMC病⁉ 自分が進行役であるかのように、トップ6に質問をするので、シンドンが「スターキング」のMCが来たのかと思ったとつっこんでいたが、タイミングを伺いながら、自然に流れをリードしていたのはさすがだった。しかも、そのたたずまいそのものが、まさにMC。一人だけ、ずっとテーブルの上に手を組んだ状態でいたし、誰かが話しているときも、常に顔を上げていたのだ。ソロのアップではなく、引きのフルショットで撮られているときも、他のメンバーたちが下を向いたり、どこか違うところを見ていても、イトゥクだけはカメラを意識し、姿勢よくMCの態勢でいたのがあっぱれすぎた。

また、ドンヘはトップ6のバトルステージで、キム・ギテがキュヒョンの「光化門で(At Gwanghwamun)」を歌ったとき、感動の涙を見せた。キュヒョンが「僕が歌っているときは、一度も泣いたことがないのに」とぼやいていたが、それぐらい胸にくるものがあり、ウルッとしたのだそう。この日、涙腺が緩みっぱなしだったドンヘは、「音楽をもっと一生懸命頑張らなきゃいけないと思った」と感想を語り、番組最後を「SUPER JUNIOR」の曲で飾れたことが感激的だったと感動しきりだった。

このように、「SUPER JUNIOR」はさまざまなキャラクターが揃っていて、それをつっこんだり、イジったりしながら、おいしくできる強みがあるので、トークだけでも面白い。そのうえ、今回はメドレーとして、ヒットナンバー「U」、「Devil」、そして新曲「Mango」まで披露。色あせないパフォーマンスでスタジオをわかせ、キュヒョンがオープニングで紹介した通り、「すべてを兼ね備えたマルチ歌手」であることを見せつけた。

ちなみに、最終回ではジュニアチームが勝利。よって、最終スコアはシニアチーム、ジュニアチーム、共に6勝で両者優勝という形で終わったが、この「シングアゲイン」シリーズは今後、新シリーズの制作はあるのだろうか。最近、Netflix が「シングアゲイン」の制作陣と音楽バラエティ「Take 1」の制作をすると報じられ、この番組にもユ・ヒヨルの名前があり、Rain(ピ)、「AKMU」、「MAMAMOO」らが出演するというが、果たして?

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