
60代の女性は、年金の繰り上げと繰り下げについて悩んでいませんか?
年金の繰り上げと繰り下げは、それぞれメリットとデメリットがあります。
デメリットを知って、年金の支給時期を決めましょう。
〇繰り上げ受給のメリット・デメリット
年金の繰り上げ受給のメリットは、早く年金をもらえることです。
さらに、所得税や住民税・社会保険料が安くなります。
デメリットは、減額された年金がずっと続くことになります。
ほかにも、障害年金や寡婦年金で不利になるので注意が必要です。

〇繰り下げ受給のメリット・デメリット
年金の繰り下げ受給のメリットは、年金額が増えることです。
デメリットは、繰り下げ中は加給年金をもらうことができないことです。
加給年金は、最大で408,100円なので注意が必要です。
加給年金とは夫の厚生年期加入期間が20年以上で、年金を受け取る時期に配偶者(65歳未満)に出る年金です。
厚生年金を払っていた夫が亡くなった場合、年金の比例報酬部分の75%を遺族年金として妻が受け取れます。
しかし繰り下げ受給の場合は、繰り下げなかった本来の額の75%になるので注意が必要です。
そして、年金額が増えると社会保険料や医療費が上がります。

〇加給年金を貰いたい場合
加給年金がもらえないのは、老齢厚生年金です。
そのため、基礎年金だけを繰り下げると加給年金を受給できます。
〇繰り下げを考えても良い人
・年金なしでも生活ができる
・会社員として働いている
・貯金の切り崩しができる
上記のケースは、年金の繰り下げを考えましょう。
仕事を辞めて収入がなくなった場合、どれくらい生活費が必要かを考えるのがポイントです。
〇まとめ
今回は、年金の繰り上げ受給と繰り下げ受給のメリット・デメリットを紹介しました。
正確な年金額を知りたい方は、社会保険事務所に相談に行きましょう。
予約が必要なケースもあるので、注意が必要です。
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