朝鮮総督官邸の小さな復活か…「尹錫悦政府は日本に贈り物でも贈るつもりか」＝韓国共に民主党

韓国文化体育観光部が大統領府の旧本館であり、かつ旧朝鮮総督府官邸の模型復元を推進することに対して、最大野党の「共に民主党」は「ユン・ソギョル(尹錫悦)政府が大統領府を適切に保存して活用するのか、それとも台無しにしようとしているのか問わざるを得ない」と批判した。

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韓国共に民主党のシン・ヒョンヨン報道官は22日、論評を通じて「日本に対する低姿勢外交だけでは足りず、関係改善を訴える贈り物でも贈ろうとしているのではないか」とし「一体どのような理由でこのような計画を立てたのか疑問だ」と明らかにした。

同報道官は「こうして朝鮮総督府だった中央庁の模型も復元すると言うのではないか憂慮される」とし「大統領府を拙速に開放してゴミ箱を作っただけでは足りず、活用案でさえ文化、芸術、自然、歴史という言葉で惑わして、歴史性と文化遺産としての価値を消そうとしている」と主張した。

続けて、「文化体育観光部は日帝の名残によって民族の精気を絶つために建てられた建物を復元するという発想が果たしてどこから出てきたものなのか明らかに答えてほしい」と促した。

これに先立ち、同党のチョン・ジェス議員も前日、SNSを通じて「文化体育観光部が大統領府旧本館の模型復元を推進するという。大統領府旧本館は朝鮮総督官邸として建立された建物だ」とし「1993年に民族の精気を正し、国民の誇りを復活させるために撤去された」と指摘した。

また、「誰が何を考えて復元を推進するのか、政府に対する質問を通じて確認してみなければならない」と付け加えた。

文化体育観光部のパク・ポギュン長官は21日、ソウル・ヨンサン(龍山)大統領室で行った業務報告で、大統領府を活用する青写真などを盛り込んだ5つの重要な課題を推進すると明らかにした。

このうち、旧本館跡を復元して、模型の設立を推進するという内容も含まれた。

1939年に竣工された旧本館は朝鮮総督官邸、米軍司令官官邸として使われた。その後、イ・スンマン(李承晩)初代大統領のキョンムデ(景武台)として活用され、1993年のキム・ヨンサム(金泳三)大統領当時に撤去された。