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ソウル東部地裁はこの日、名誉毀損(きそん)の疑いをもたれているキム被告に対する公判期日を開いた。
検察はキム被告に略式命令当時と同様に罰金300万ウォンを言い渡すよう、裁判部に要請した。
これを前に脱北体操人であるイ・ギョンヒ元体操国家代表コーチは2014年当時、大韓体操協会専務理事だったキム被告から3年間、セクハラを受けたと受けたと暴露した。
イ氏の暴露以降、大韓体育会の監査が始まるやキム被告は知り合いの体操関係者たちに「イ氏とわたしは互いに家を出入りする恋人関係であり、結婚まで考えた」という趣旨で発言。また「イ氏が放送局と組んで事実ではないことを事実のように放送した」というメッセージを知人20人余りに送信、イ氏の名誉を毀損した疑いをもたれている。
裁判所は2019年、キム被告に対して嫌疑なしの処分を下したが、イ氏はこれ受けて抗告した。 その後、ソウル東部地裁は2019年11月、罰金300万ウォンの略式命令を下したにもかかわらず、イ氏はこれに不服し、正式裁判を請求した。
最終証拠調査以降、キム被告側弁護人はキム被告が受けていた強制性交等罪未遂容疑が検察などで「嫌疑なし」と結論が出た状況で、キム被告の行動が自身の名誉を守るための最小限の手段だったと抗弁した。
キム被告の弁護人は「イ氏は放送、メディアを通じて自身の立場を出し、キム被告はカカオトーク(モバイルメッセンジャー)を通じて約20人に自身の立場を説明したもの」とし「これは自身に加えられる『名誉毀損』に対して最小限の防御と見なければならない」と主張した。
最後に言いたいことがあるかという裁判所の質問に対し、キム被告は「最高裁で強制性交等罪未遂についてすでに嫌疑なしの判断を受けたにもかかわらず、メディアがすでにわたしを罪人にした」と訴えた。それと共に「これにより精神科治療を受けており、睡眠薬を飲まないと眠れない」とし、情状酌量を求めた。
一方、キム被告に対する一審宣告は来る9月16日に開かれる予定だ。
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