【ソウル聯合ニュース】韓国電池大手のLGエネルギーソリューションは29日、ソウルの本社で日本の完成車メーカー、ホンダと米国に電気自動車(EV)用電池工場を新設するための合弁設立協定を結んだ。44億ドル(約6100億円)を投じ、年産40ギガワット時規模の工場を建設する。来年前半に着工し、25年の量産開始を目指す。韓国のバッテリー会社と日本の完成車メーカーによる初の戦略的協力のケースとなる。 ホンダの三部敏宏社長は、2050年までにすべての製品と企業活動で温暖化ガス排出量を実質
ゼロにするカーボンニュートラル(炭素中立)を実現する目標に言及したうえで、バッテリー業界をリードするLGエネルギーソリューションとEVバッテリーの生産基地を構築することになったと紹介した。 LGエネルギーソリューションの権暎壽(クォン・ヨンス)最高経営責任者(CEO)は「高いブランド力を持つホンダとの合弁設立を機に米EV市場での支配力のさらなる強化を図る」と抱負を語った。 同社は車載電池市場で中国CAТLに次ぐ2位。現在、20兆ウォン(約2兆円)以上を投じ、北米での電池生産能力を拡大している。米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と共に三つの工場の建設を進めるなど、完成車メーカーとの合弁設立も積極的に進めている。
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