【ソウル、梁山聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は29日、南部・慶尚南道梁山市にある自宅を訪れた革新系最大野党「共に民主党」の執行部メンバーらに対し、「共に民主党が一新して敗北主義から抜け出し、勝つ政党になるためには革新・統合・拡張しなければならない」と述べた。同党の朴省俊(パク・
ソンジュン)報道官が記者団に対し明らかにした。 文氏自宅への訪問は28日に開かれた党大会で李在明(イ・ジェミョン)氏が新代表に選出されたことを受けて行われたもので、李氏のほか、同じく党大会で選出された最高委員5人や朴洪根(パク・ホングン)院内代表も訪れた。 文氏は最近の政府・与党を巡る混乱について懸念を示したうえで「これからは共に民主党が先頭に立ち、希望を与え支持を得なければならない」と強調した。 親文在寅派と親李在明派による党内の派閥争いについては、李氏と自身を支持するグループは99%が同じで共通していると強調。そのうえで、ただ1%の違いによりあつれきが生じる場面があるが、政治はこの1%の違いを抱えて進まなければならず、そうしてこそ、共に民主党がさらに発展するなどと指摘した。 朴報道官は李氏がどのような助言を求めたかについて、「李代表はたくさん教えてほしいと請い、文前大統領は変化と革新が必要という話をされた」と説明した。 面会は約1時間行われ、文氏夫人の金正淑(
キム・ジョンスク)氏も同席したという。
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