台湾中央通信(CNA)などによると4日、台湾軍は5日から4日間、南部の屏東(へいとう)県で連勇訓練を実施する。連勇訓練は台湾の年次軍事訓練である漢光訓練に続いて2番目に規模が大きい訓練だ。
台湾軍は訓練期間、戦車、装甲車、迫撃砲などを動員した実弾射撃訓練を進める。また、AH-64アパッチ攻撃ヘリコプター、AH-1スーパーコブラ攻撃ヘリコプターなどを投入する予定だ。
ナンシー・ペロシ議長の台湾訪問後、台湾海峡を巡って、中国と台湾間の緊張感が高まっている。中国は先月4~7日、台湾を包囲する実射撃訓練を進めており、台湾も9日に屏東県で砲弾を発射する訓練を行った。その後も中国軍は台湾海峡で頻繁に軍事訓練を展開しており、台湾海峡の中間線を超えることが多くなっている。
台湾海峡の中間線は、1955年に米国空軍将軍であるベンジャミン・デイヴィス氏が中国と台湾の軍事的衝突を防ぐために宣言した境界線だ。中国軍が台湾海峡の中間線を武力化しようとする試みを続けていると分析されている。
先月末には、米海軍ミサイル巡洋艦チャンセラーズビル、アンティータムなど2隻が現在の台湾海峡海上で作戦を進めた。また、米国国防部傘下の国防安保協力局(DSCA)は2日(現地時間)、米国務省が11億ドル(約1,542億円)に達する武器を台湾に輸出する案を承認したと明らかにした。
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