優勝したイ・ヒョンジュンの5番ホールでのティーショット(画像提供:wowkorea)
優勝したイ・ヒョンジュンの5番ホールでのティーショット(画像提供:wowkorea)
2日、キョンギド(京畿道)ヨジュ(驪州)市のFERRUM CLUB CCで行われたKPGA(韓国プロゴルフ)コリアンツアーシーズン18戦目となる「現代海上チェ・キョンジュインビテーショナル」の最終ラウンドで、イ・ヒョンジュン(30)がイ・ドンミン(37)とのプレーオフを制して優勝カップを手にした。

 最終日、5バーディー・1ボギーで追い上げたイ・ヒョンジュンはプレーオフに持ち込み、2ホール目でイ・ドンミンがバンカーから打った2打目がバンカーのあごに当たってペナルティーエリアに入るという不運に遭ってダブルボギー。パーセーブしたイ・ヒョンジュンの優勝が決まった。

 2019年以来3年6か月ぶりの優勝を果たしたイ・ヒョンジュンはツアー通算6勝目で、軍除隊から24試合で優勝の喜びをかみしめた。

 イ・ヒョンジュンは優勝後、キャディーを務めた妻に感謝の気持ちを伝えた。「優勝が決まって、妻が泣いたと聞いた。妻は2人の子を出産したが、体に大きな変化が来たと言っていた。キャディーもつらい仕事だ。だから妻がキャディーをしてくれるのはこの大会が最後だった。残りの試合はハウスキャディーやプロキャディーと戦っていこうと思う。妻と共にした大会でこうして優勝ができて幸せだ」とコメントした。

 優勝賞金2億5000万ウォン(約2500万円)を獲得したイ・ヒョンジュンは、2025年までの3年シードも獲得。「まだ準備ができていないと思ったが、意外に早く優勝できた。今シーズン中にもう一度優勝したい」と述べた。

 KPGAのスターたちが総出場したが霧の影響で試合運営に余裕がなく、選手たちは体力的に大変だったが、ソ・ヨソプや驪州市が故郷のホ・インへは終了後も続くファンからのサイン要請にしっかりと応じた。

 本大会ホストのチェ・キョンジュ(K.J. Choi/52)は、残念ながら予選落ちした。先週アメリカで開催されたプレジデンツカップでは世界選抜チームの副キャプテンとして活躍後「火曜日に韓国に到着した。時差ボケも完璧には克服できず、コンディション管理も不足していた。とにかく準備があまりできていない状態で大会に出場した。先週は1球も打てていなかった。プロはそれでもちゃんと打てなきゃいけないんだけど…」と残念な気持ちを表した。

 海外で12勝、KPGAコリアンツアーで16勝の記録を持つ韓国男子ゴルフ界のレジェンド、チェ・キョンジュは来シーズンの計画について「次のシーズンはもっとたくさんPGAツアーで戦いたい。PGAチャンピオンズツアーよりもPGAツアーに力点を置くつもりだ」と強調した。

 続けて「若い選手が戦っているのを見ると、挑戦意欲が湧き、動機付けになる。出場できるPGAツアーは全て出場するつもりだ。競技力を上げて新鮮な姿をファンの皆さんにお見せしたい」と覚悟を見せた。


[KPGA] FR ハイライト l 現代海上チェ・キョンジュインビテーショナル
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