韓国産商用ロケットをブラジルで打ち上げ、イノスペースがブラジル発射台の使用で契約=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国産商用ロケットをブラジルで打ち上げ、イノスペースがブラジル発射台の使用で契約=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ロケット開発を行う韓国のベンチャー企業「イノスペース」は9月29日、ブラジル空軍傘下の宇宙システム調整実行委員会(CCISE)と、アルカンタラ射場にある商用ロケット発射台の使用契約を締結したと発表した。

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同社は昨年12月、ノルウェーはアンドヤ射場と発射台の使用に向けた覚書(MOU)を締結したのに続き、今回はブラジルとも発射台の使用契約を締結した。

ブラジル空軍が運営するアルカンタラ射場は南緯2度に位置しており、赤道と近い。発射方位角は107度で、宇宙においてロケットを軌道に乗せやすく、燃料消費を抑えられるという利点がある。

さらに船舶や航空機の運航がなく、居住地域とも離れているため、安全面でもロケット発射に適している。

契約期間は5年で、延長も可能だ。アルカンタラ射場はことし、商用ロケット打ち上げサービスのための専用発射台を設置する予定となっている。

イノスペースのキム・スジョン代表は「民間宇宙開発企業として、世界市場へ安定的に進出するには、価格競争力と迅速な打ち上げサービス、および差別化戦略が必要。衛星打ち上げの需要が集中する米国、欧州、アジアといった大陸別に射場を確保し、世界の宇宙市場へ進出する機会を狙う」と話した。

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