優勝したキム・ヨンスの10番ホールでのティーショット(画像提供:wowkorea)
優勝したキム・ヨンスの10番ホールでのティーショット(画像提供:wowkorea)
KPGA(韓国プロゴルフ)コリアンツアー入りして11年のキム・ヨンス(33)が、ツアー最高賞金額規模の「GENESIS CHAMPIONSHIP」(賞金総額15億ウォン/約1億5000万円)で涙のレギュラーツアー初優勝を果たした。

 9日、インチョン(仁川)市のジャック・ニクラウス ゴルフクラブコリア(PAR72)で開催された大会最終日、一日中降り注ぐ雨と強風の悪条件の中で後半から集中力を発揮したキム・ヨンスが、この日1アンダーで回って計6アンダーとなり、ハム・ジョンウに競り勝った。

 コリアンツアー入りして107試合で掴んだレギュラーツアー初優勝で、今シーズン8人目の初優勝者となった。

 2008年に韓国代表にも選ばれたキム・ヨンスはアマチュア時代に多くの大会で優勝し、大きな期待が寄せられていたが、2011年のコリアンツアーデビューから優勝とは縁がなかった。今シーズンも3位タイを含むトップ10入りは5回。

 今回の優勝でキム・ヨンスは、KPGA2年シードと副賞としてGENESISの乗用車を獲得し、米PGAツアーの「ザ・ジェネシスインビテーショナル」と、「ザ・CJカップ」、「ジェネシス スコットランドオープン」の出場権も獲得した。

 またGENESISポイントも1300ポイント獲得して2位に浮上。優勝賞金3億ウォン(約3000万円)を獲得して賞金ランキング23位から3位へと一気に上昇した。

 これに対して試合後のインタビューでキム・ヨンスは「知らなかった。1位の選手やGENESISポイントの差がどのくらいあるのか、まだ確認できていない。でもチャンスが来たので、残り2試合でも最善を尽くす。欲が出てきた」とコメントした。

 またこれまで腰の負傷と成績が良くないので選手生活をあきらめようと思っていたが、家族やスポンサー、知人などの助けで困難を乗り越え、優勝できたと感謝の気持ちを伝えた。


[KPGA] キム・ヨンスのハイライト GENESIS CHAMPIONSHIP FR
[KPGA] キム・ヨンスのハイライト GENESIS CHAMPIONSHIP FR




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