尹大統領は総会の開会にあたり、スポーツを通して世界平和の増進に注力してきたIOCと国際競技連盟、ANOC、NOCに感謝の意を伝えるとともに、ソウルで3回目となるANOC総会開催と関係者の来韓を歓迎した。また「国際社会が直面している世界平和への脅威は深刻だが、オリンピック精神に基づいた国際社会の連帯への努力で解決できると考えている」と述べ、「スポーツを通じた自由と連帯の努力が今後も続くよう、国際社会が力を合わせなければならない」と強調した。
ANOC総会はスポーツの国際会議としては最大規模で、ソウルでの開催は1986年の第5回総会、2006年の第15回総会に続き3回目。ソウルはこれで最多開催都市となった。
今回は206カ国・地域のNOCのうち、北朝鮮とグアテマラを除く204のNOCが出席する。187のNOCがソウルを訪問し、残りはオンラインでの参加。
総会では2024年のパリ夏季五輪と26年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪のほか、24年に韓国北東部で開催される江原冬季ユース五輪の準備状況などを確認する。スポーツ仲裁裁判所(CAS)、世界反ドーピング機関(WADA)とともに国際スポーツ分野の課題についても話し合う。また、今後4年にわたりANOCを率いる次期会長を選ぶ選挙を行う予定だ。
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