朝鮮王朝時代に実在した“茶母(タモ=女性刑事)”という女性を取り上げたこのドラマは、時代劇にも関わらず、独特のセリフ回しやアクションシーンから、若者を中心に人気を集め、『宮廷女官チャングムの誓い』と人気を二分した。
ハ・ジウォン の最新ニュースまとめ
“茶母”は官庁や両班(貴族)の家の雑用をする賎民の女性だが、"捜査権"という仕事を担っている。閨房の事件捜査、情報収集、女性被疑者の捜索を仕事としていた。宮中で働くこともあり、謀反の解決に一役かったという。
女性でありながら男顔負けの活躍を見せるヒロイン、チェオクを演じたのはハ・ジウォン。ホラー映画『ボイス』の、怪現象におびえながらも事件の真実を追っていく、気丈な女性ジャーナリスト役が記憶に新しい。この『チェオクの剣』でも、男尊女卑の強い徹底した身分社会の底辺にありながら、困難や事件に強く立ち向かっていくヒロインを熱演。
韓国では、2003年7月に放映が終了しているが、1年以上たった今も放映一周年記念イベントが開かれたり、旧盆には特選シリーズとして再放映されるなど、根強い『チェオクの剣』ファンも多い。時代劇ファンならずとも、ぜひ観ておきたいドラマだ。
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