中国防疫当局、高齢者の接種率向上・過度な防疫を控える方針

中国政府が高齢者のワクチン接種を加速化し、過度な防疫を控えると明らかにした。

ゼロ の最新ニュースまとめ

国家衛生健康委員会は29日午後、国務院との共同会見で「現在全ての地域の感染防止と統制に細心の注意を払っている」と述べた。

防疫当局は、80歳以上の高齢者に早期にワクチン接種を完了するなど、各自の健康管理を要請し、高齢者のワクチン接種率を高めると約束した。

海外メディアは高齢者の低いワクチン接種率が中国再開放の最大の障害だと指摘しているだけに、再開放のためのプラス要素といえる。ブルームバーグ通信によると、80歳以上の中国人の66%が2回目のワクチン接種を終えており、3回目まで終えた割合は40%と他国と比べると著しく低い。

封鎖緩和などの予告はなかったが、先週末北京や上海などで「ゼロコロナ」に抗議する大規模デモを意識し、段階的緩和の下で「科学的」防疫を通じて国民の不便を減らすためにすべての措置を取ると繰り返し強調した。