イ・ジア の最新ニュースまとめ
11日午後にソウル市内のホテルでインタビューに応じたイ・ジアは、「まだカメラが怖いです」といい、カメラを正面に見据えることなくはにかんだ。ドラマの中でペ・ヨンジュンの腕にしがみつきながらおどけて見せた姿は影を潜めていた。「本当はすごい人見知りなほうです。スジニよりもりりしくないでしょう。でも正直で茶目っ気のある性格はスジニととても似ています。ドラマで相手を叩いていたずらしながら話すのは普段のわたしがよくやる行動です」。
ドラマでは、ペ・ヨンジュン演じる広開土大王タムドクに従い忠誠と愛を捧げるスジニ役で注目された。四神の1人である朱雀の化身として登場するイ・ジアは、微妙な感情の織り交ざったメロドラマのシーンだけでなく、男性でもこなしにくい果敢なアクションまできっちりとやりとげ、一夜にしてスターダムにのし上がった。「まだ実感はないですね。撮影中は地方を回っていて、撮影後はインタビューにCM撮影とスケジュールをこなしているので、一般の方の反応はまだまともに得てないんですよ。ただ両親とか周りの人は“おまえがこんなことをやり遂げるとは思わなかった”と驚いていましたよ」。
イ・ジアは韓国で生まれ小学生のときに米国に移民した。米国でデザインを学んでいたところを知人の紹介で『太王四神記』のオーディションを受けることになった。「幼いときから女優になるのを夢見ていたわけではありません。ふと女優が魅力的な仕事だと思ったんです。ドラマに出演する俳優の目と動きにより人々の心が動くというところに魅力を感じました」。
キム・ジョンハク監督と30回以上も会い、ようやくキャスティングが確定した。台本の読み合わせなど徹底したテストの末の結果だった。「とてもうれしくて、むしろ誰にも話せませんでした。もしかして途中で変更されるかもと恐れていたんです。私にはとても不相応でしたが、監督も“度胸が気に入った”とほめてくれました」。
キャスティングと同時に発声、演技、キャラクター分析、乗馬、アクションなど演技者として備えておくべきすべてのものを一から勉強し始めた。普段はひそひそ話すイ・ジアだが、ドラマでは大声ではききりとした話し方にし、歩き方も変えた。
まともなラブシーンはなかった。「スジニがキスするのが想像できますか。そんなシーンはなかったけど、ぜんぜん残念じゃないです。スジニがタムドクから離れ、タムドクのよろいを着せるシーンがあるのですが、そのシーンだけでメロドラマの部分は十分に見せられたと思います。そんなわけで個人的にはいちばん思い出に残るシーンでもありますね」。
ドラマ撮影中には負傷の危険もあったが、演技や負傷のほかにも、ペ・ヨンジュンという越えるべき山があった。アジア最高のスターと肩を並べて演技をするのは容易なことではない。「まだまだ不足な部分が多いし、経験も足りません。でもペ・ヨンジュンさんは高い位置にいながらも繊細な部分まで面倒を見てくれ、わたしの演技指導にも配慮してくれました。そんな姿を見ると本当にプロだと感じました」。
イ・ジアはインタビューの最後に、『太王四神記』は人生のターニングポイントになったと話し、すばらしい先輩から多くのことを学んだと振り返った。
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