韓東勲、法務部長官(画像提供:wowkorea)
韓東勲、法務部長官(画像提供:wowkorea)
国民の力(与党)で‘ハン・ドンフン(韓東勲)選出論’が再び台頭している。チュ・ホヨン(朱豪英)国民の力院内代表が次期党代表の条件として‘首都圏での選挙の勝利をけん引できる人、MZ世代(10代~30代)に人気のある代表‘を挙げて話を始め、党内外で反応を示し、規模を拡大している局面だ。しかし、一部では‘次期党代表候補群’として取り上げられている政治家が10人近くいるにもかかわらず、韓東勲法務部長官が‘党代表候補’として言及されるのは‘看板スター不在’を証明するのではないかとの批判も出ている。

オ・セフン の最新ニュースまとめ

5日、朱院内代表は国会で記者団に会い、自身の発言について「特定の人を念頭に置いて言った発言ではない」と線を引いた。

朱院内代表は「総選挙での勝利の条件は国会議席の半分以上を持つ首都圏で選挙の勝利をけん引できる人、その次にわれわれの未来でもあり、現在多くの困難に遭っているMZ世代から良い反応を得られる”MZ世代の未来”を設計できる人、わが党が2020・2021年に2度も大きな公認騒動を経験し、選挙を前に多くの得票に支障をもたらしたが、公認管理を民心に合わせて合理的かつ安定的にできる人であれば良いという話をした」と説明した。

朱院内代表は3日、テグ(大邱)市で開かれた‘アジアフォーラム21’で党代表の資質に言及した後、キム・ギヒョン、ユン・サンヒョン(尹相現)、チョ・ギョンテ(趙慶泰)、クォン・ソンドン(権性東)、クォン・ヨンセ(権寧世)議員などの名前を挙げ「党代表候補として総選挙で勝てる確信のある人が見えないというのが党員たちの悩みだ。全員、(党員たちは)満足していない」と述べた。当該発言は朱院内代表がユン・ソギョル(尹錫悦)大統領と夕食会合をした直後に出て、‘尹大統領の気持ちは韓長官のところに行っているのではないか’と推測された。

‘韓東勲選出説’をけん引するのは韓長官の人気である。韓長官は2日、韓国ギャラップが発表した将来の政治指導者選好度調査で10%を記録し、イ・ジェミョン(李在明)共に民主党(野党)代表(23%)に次ぐ2位に上がった。ホン・ジュンピョ(洪準杓)大邱市長(4%)、アン・チョルス(安哲秀)国民の力議員(3%)、オ・セフン(呉世勲)ソウル市長(2%)などを大差で上回り、与党内では1位を占めた。

一方、既存の党代表候補たちは牽制に乗り出した。キム・ギヒョン議員は4日、自身のSNSに朱院内代表の発言について「特定地域出身をもって物議を醸すことが公然とした地域感情をあおるのではないかと憂慮される」と指摘した。また趙慶泰議員も5日、TBSラジオの番組‘キム・オジュン(金於俊)のニュース工場’に出演し「MZ世代にだけ人気があればいいのか。全国民に人気がなければならない。本人があえてそのようなことを言わなくても党員たちは賢明に選択する力と知恵を持っている」と不快な気持ちを表した。

当事者である韓長官は沈黙した中、‘韓東勲選出説’が連日取りざたされるのは結局、明確な‘看板スター’がいないからではないかとの批判も出ている。ある院内指導部は5日、ヘラルド経済との通話で「朱院内代表が既存の党代表候補者の強みと限界をわざわざ羅列しなくても皆が認知していたのではないか。キム・ギヒョン議員が最も有力なのは事実だが、ヨイド(汝矣島)外の認知度や中道層の民心をつかむことができるか悩むなら、(党代表として)憂慮されるのは事実だ。だからといってユ・スンミン(劉承旼)元議員に力を与えることもできないのではないか」と反問した。

続いて「7日、親尹系議員の集まりである『国民共感』がスタートし、全党大会の時期が具体化すれば本格的な党代表競争が始まるのではないかと思う」と付け加えた。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 83