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韓国開発研究院(KDI)は “12月経済動向”で「最近、わが経済は輸出不振により成長の勢いが悪化しており、今後景気が鈍化する可能性が高まるものとみられる」と7日明らかにした。
チョン・ギュチョルKDI経済展望室長は「(先月の経済動向と)全般的な評価は同様だが、景気の鈍化の可能性は先月より高くみている」と説明した。
景気の診断が暗い背景には「輸出の不振」が1位にあげられた。
先月の輸出は1年前より14.0%減少し、10月(マイナス5.7%)より減少幅が拡がった。特に対中輸出の減少率が、10月のマイナス15.7%から11月はマイナス25.5%に増加した。
現在、米国のFed(連邦準備制度)など主要国の通貨緊縮・中国の「ゼロコロナ」政策・地政学的な緊張の長期化などにより、世界の景気の下方圧力が拡大したことで、輸出の不振が具体化している様相である。
さらに金利引き上げが主要な経済の主体(企業)たちの心理も悪化させ、このようなことから国内の消費の鈍化もみられる。
11月の消費者心理指数は86.5で、前月(88.8)につづき100を下回った。指数が100より下がれば、長期平均(2003~2021年)に比べ「消費心理が悲観的だ」という意味である。
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