来年から全ての韓国人が若くなる = 韓国(画像提供:wowkorea)
来年から全ての韓国人が若くなる = 韓国(画像提供:wowkorea)
9日、英紙ガーディアンは、韓国が来年6月から司法・行政分野で使用されている年齢を「満年齢」で統一することにした内容をヘッドラインとして報道した。前日、国会で満年齢の使用を明確に規定した民法の一部改正案と行政基本法の一部改正案が議決された。来年6月からの施行が予想されている。

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 ガーディアン紙は「韓国人は生まれた時1歳になり、毎年1月1日に歳を取る。韓国はその伝統的な年齢計算のやり方を止めて国際的な基準を採択する法を成立させた。韓国人の年齢は1~2歳若くなるだろう」と報道した。

 さらに「満年齢使用の改正案は、年齢計算に伴う混乱だけでなく法的、社会的紛争などを減らし、不必要な社会経済的費用を減らすためのものだ」という国民の力のユ・サンボム議員のコメントも掲載した。

 会社員のチョン・ダウンさん(29)は、ガーディアン紙の取材に「海外で年齢を聞かれると、毎回一度計算することが必要だった。何歳なのか答えるのに時間がかかるので、外国人が不思議そうにしていた記憶がある」と話した。

 また、ガーディアン紙は、3つの年齢が存在する韓国の複雑な年齢計算方法についても言及した。

 国際的に広く使われる満年齢は、生まれた日(誕生日)を基準に毎年誕生日が過ぎるたびに年を重ねる。韓国ではこれ以外に、生まれた年を1歳とし、新年を迎えるごとに1歳ずつ年を取る、いわゆる「数え年」と、現在の西暦から生まれた西暦を引く「新聞年齢」の3つの年齢計算法がある。

 日常生活で最も多く使われるのは数え年であり、新聞年齢は酒・タバコを購入できるか、徴兵義務を開始するタイミングなどを計算する時に使用される。1962年からは満年齢を導入し、民法上や公文書、医療サービスなどでは満年齢が使用されている。
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