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そんな中、最近多数の地域がPCR検査場を発熱診療所に「改造」し、感染者の診療を行っている。
広東省深セン市では、発熱患者が自宅近くで受診できるよう、PCR検査場として使っていたプレハブ小屋を臨時の発熱診療所とし、住民へ診療サービスを提供している。診療所内には酸素供給機器や薬などが準備されており、医師が交代で診察を行う。
ここでは初歩的な診察が可能となり、診察から薬処方までの全過程が最短5分ほどで完了するという。
実際に診療を行う医師は「PCR検査場から発熱診療所への“変身”はとても実用的である。新型コロナウイルス感染者と他の病気の患者を分けることができ、『ゼロ接触』を可能にする」と話した。
この他にも多数の都市でPCR検査場の「改造」が進められている。
中国では、規制緩和後から病院の発熱・呼吸器科に外来患者が殺到しており、一部の病院では医療陣の間でも感染が広がり人手不足となっている。
発熱診療所の設置により病院側の負担が減るのと同時に、感染が広範囲へ拡大することを防げると期待されている。
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