農林畜産食品部によると24日、この日キョンサンブクド(慶尚北道)チルゴク(漆谷)の養鶏場で鳥インフルエンザが確認された。この養鶏場では約26万3200羽の産卵鶏を飼育している。この日の感染報告により、10月以降の鳥インフルエンザの発生事例は53件に増えた。このうち養鶏場での発生事例は16件だ。
今月1日の卵の供給量は4464万個とおおよそ平年(4482万個)並みで、卵の需給はまだ安定している。 しかし韓国政府は、冬季の鳥インフルエンザの感染拡大が深刻化してきている上に、卵の需要が増す旧正月が近づくことから、先手を打って卵の輸入に乗り出すことを明らかにした。
農林水産食品部は韓国農水産食品流通公社(aT)を通じて来月中にスペイン産卵121万個を輸入し、大型マートなどに供給する計画だ。そしてその後の卵の価格や需給状況などに応じて追加の輸入も検討する。
韓国政府はまた、産卵鶏を殺処分した農家が飼育基盤が早く回復できるよう、ひよこを輸入して供給する案を検討し、緊急経営安定資金(年利1.8%、2年据え置き3年償還)も提供する計画だ。
農林水産食品部のチョン・ギョングン長官はこの日、キョンギド(京畿道)アンソン(安城)市の消毒施設と安城市役所の防疫対策状況室を訪れ、鳥インフルエンザの防疫状況を視察した。
チョン長官は「大雪と寒波が続く中、気温が氷点下に下がると消毒作業が難しくなり、鳥インフルエンザの発生リスクが高くなる可能性があるため、寒波が続く期間中は農場内への人と車両の出入りを規制し、消毒設備が凍結しないよう徹底した管理をしてほしい」と要請した。
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