サムスンディスプレーがマイクロディスプレーの研究組織を新設、クロスリアリティー市場狙い=韓国(画像提供:wowkorea)
サムスンディスプレーがマイクロディスプレーの研究組織を新設、クロスリアリティー市場狙い=韓国(画像提供:wowkorea)
「サムスンディスプレイ」はこのほど、マイクロディスプレー研究所の傘下に新たな研究組織を新設する組織改編を行った。マイクロ有機発光ダイオード(OLED)、およびマイクロ発光ダイオード(LED)など、次世代ディスプレーの研究を積極的に進めるという意向が背景にある。

キム・ソンチョル の最新ニュースまとめ

チェ・ジェボム副社長が新研究組織のチーム長となり、約200人の研究人員を率いる。業界では「大型ディスプレーの開発を担当していたチェ副社長なら、もっとも小さなディスプレーであるマイクロディスプレーの開発も成功させられるだろうという期待から内定したもの」と分析している。

これに先立ちサムスンディスプレーは今月初め、組織改編と人事異動を通じて「最高科学技術者(CTO)」管轄の組織を新設した。キム・ソンチョル社長がCTOに就任し、同社の研究開発の中核組織であるディスプレー研究所と生産技術研究所を取りまとめている。こうした組織改編は、次世代の研究開発力を強化するためのもので、中でも同社はマイクロディスプレー開発に集中するとみられている。

同社はチュンチョンナムド(忠清南道)アサン(牙山)工場にあるA2ラインに、マイクロLED試作品を生産するための設備を設置したのに続き、納品契約も進めている。同ラインは来年上半期から稼働するとみられ、顧客と協議のうえ具体的な製品スペックを決める予定だ。


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