インタビューに答える肥田緒里恵選手(画像提供:wowkorea)
インタビューに答える肥田緒里恵選手(画像提供:wowkorea)
「ウェルカム貯蓄銀行PBAチームリーグ2022‐2023」最終日試合がキョンギド(京畿道)MVLホテルコヤンでおこなわれ、肥田緒里恵(ひだおりえ)が所属するSKレンタカーチームは惜しくもポストシーズン進出に失敗した。肥田にシーズンを終えた心境などを聞いた。

キム・ミナ の最新ニュースまとめ

-現在住んでいるところは?
日本に実家があります。シーズン中に3週間以上の休暇がある際、1年に3~4度ほど帰っています。いまは所属チームの練習場があるトンタン(東灘)に住みながら、競技場があるイルサン(一山)までは主に地下鉄で2時間半ほどかけて移動し、試合に出場します。

-日本と比べて韓国のビリヤードPBAの長所・短所は何か?
ビリヤードを語ると、韓国は天国です。ビリヤードの選手が活動する上で、とても優れています。感謝したい環境です。短所というより少し不便な点は、韓国語が話せないのでコミュニケーションの部分で悔しい思いをします。それ以外は食事も日本と似ているのでとてもよいです。ただ、韓国の冬は日本と比較しても本当に寒いです。

-昨年の始めはめがねをかけていたのに、下半期にはめがねを外した状態でプレーしていた。何か変化が?
ビリヤードをするのにとても不便だったので、いまはプレー中はコンタクトレンズをつけていました。手術がうまくいったので、現在は問題ありません。

-きょうは最後の試合だが、参加しない理由は?
事実上、ポストシーズンに出場できないのが決まったので、きょうの試合の結果は大きく関係ないと見て、監督と若い選手たちに試合経験できるチャンスを与えようと話しました。

-韓国PBAリーグに進出することになった契機と理由は?
プロフェッショナルな選手になりたかったんです。日本の試合は協会が違って、契約の問題もあり参加できません。数試合は出られるのですが、UMBに属した試合は大筋、参加できません。

-2023年の目標は?
もう1度、個人ツアーで優勝したいです。まだ、チームに関して知るところはありませんが、もしどこかのチームに入ることになったら、例えばキム・ガヨン、Sruong Pheav(カンボジア出身)、イ・ミレさんと一緒にチームを引っ張れる女子選手になるのが目標です。結局、ポストシーズンを見ると、もちろん男子選手も強いけど、女子選手たちの活躍も重要なので、そう考えます。

-現在、韓国でプレーする外国人選手の中で、Sruong Pheavy選手と比較されることが多いが、Sruong選手をどう思うか?
本当に強い選手です。昨日のキム・ガヨン選手とのプレーオフ全ゼットをYouTubeで見たのですが、彼女の強いメンタルが本当にすごいなと思います。相手がキム・ガヨン選手であっても…。本当に優れた選手です。むしろ、私なんかと比較していただけてうれしいです。

-韓国選手でライバルは誰だと思うか?
韓国の選手では、私がかなり年上なので、ライバルという考え自体に至らないのですが、好きな選手を挙げるならたくさんいます。キム・ガヨン、イ・ミレ、キム・ボミ、キム・ミナ、キム・イェウン…、いま活躍している女子選手全員が見るだけでも勉強になるし、みんな心が温かいんです。正直、コミュニケーションがままならないので、そこまで細かいことは分かりませんが、試合の時の表情や、言葉で説明できませんが、プレー中にだけ感じることができる優しさがあります。そして、私は男子選手との試合経験が多いのですが、最近は若い女子選手が増えていてそれを見ること自体、うれしいです。もちろん、勝てないことも多くなるのでそれは悲しいですが…。

-チームリーグ戦と個人戦の違いやチームで最も助けになる選手は?
プレッシャーの違いがあります。個人戦は自分がミスしても自分が解決すればいいという思いがありますが、チームリーグはそうはいかないので怖いです。しかし、そうした部分はみんな一緒の気持ちなので、克服しなければならない問題と言えます。助けになるのはやはり1番目に監督、その次にカン・ドングンキャプテン、そしてEddy Leppensさん。カンキャプテンとLeppensさんは2年間同じチームにいたからです。

-韓国にひとりで来たのは、ビリヤードが好きだからか、それとも日本より韓国に試合が多いからか?
両方だと言えますが、韓国はまず練習環境が優れています。日本はビリヤード場自体が多くありません。父親のお店にもビリヤード台が2台しかないので、私がメインで練習ができません。

-両親ともに選手であるため、何か言われることは?
監督やここのチームメンバーたちが言ってくれる言葉とまったく同じです。私には分からなくても、やはり他の人たちの目にはよく見えるんだなと思います。

30年前に世界大会で1位になった時は日本の環境がよかったが、いまは人気がなくなったことで寂しさがあるという。また、2023年シーズンは新しいチームで新たな選手たちとよい試合を見せたいと話してくれた。


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