呉世勲ソウル市長(画像提供:wowkorea)
呉世勲ソウル市長(画像提供:wowkorea)
オ・セフン(呉世勲)ソウル市長が31日「民間企業ならソウル地下鉄は既に破産」と訴えた。

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呉市長はフェイスブックで「前日、私が地下鉄無賃輸送に対し、企画財政部の支援がなされれば地下鉄・バス料金引き上げ幅を調節できると申し上げた。今は企画財政部が乗り出さなければならない」と主張した。

呉市長はこの日、チュ・ホヨン(朱豪英)国民の力(与党)院内代表の発言を伝え「無賃乗車政策は矛盾的な状況である。ソウル地下鉄は原価が2000ウォン(約210円)なのに1人当たりの運賃は1000ウォン(約105円)にも達しない。『半額運行』をしているわけだ」と述べた。

これに先立ち、朱院内代表は地下鉄料金引き上げ懸案をめぐり「ソウル市と企画財政部が地下鉄無賃乗車問題について互いににらみ合いをしている。膝を突き合わせて良い解決策を見つけることを願う。実は65歳以上の無賃乗車は中央政府が決定し、負担は地方自治体が負わなければならないが、企画財政委員会を中心にこれに対する根本的な解決方法を議論しなければならないようだ」と述べていた。

呉市長はこれに関し「コロナ以降、毎年赤字は1兆ウォン(約1052億円)台なのに、無賃乗車の割合は30%程度である。コロナ以前は無賃乗車の割合が60%を超えていた」と明らかにした。

続いて「この間は社債を発行して持ちこたえてきたが、今は限界に直面した。市民の交通費負担を少しでも減らすためには今からでも企画財政部が積極的にこの問題に乗り出さなければならない。暖房費だけでなく、交通費も民生である」と話した。

ソウル市は早ければ、4月から地下鉄とバス料金を300~400ウォン(約316~421円)引き上げるという計画を出している。

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