10日までは国内で、「微重力が眼球圧と心臓に及ぼす研究」など微重力状態での飛行士の身体変化、「宇宙環境でのショウジョウバエの重力・老化遺伝子」「望遠鏡および地球大気の観測」「ISS(国際宇宙ステーション)の騒音環境の測定」「宇宙時代に備えたメモリの実証実験」「植物および種子の発芽実験」など、ISSで遂行する科学実験任務にあたっての事前訓練を受ける。訓練は宇宙で実際に使うものと同じ装備、同じ手順で進められる。これらの装備は国内の研究陣により開発され、現在は国内とロシアの専門家が共同で認証試験を行っている。
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コさんらはこれまでロシアで訓練を続けてきたが、この科学実験任務の訓練のため、先月22日に一時帰国した。訓練終了後の今月12日に米国に向かい、米航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センターで1週間、ISS米国モジュールに関する訓練を受けた後、ロシアに戻る。ロシアでは森や湿地などに非常着陸する場合に備えた地上生存訓練など、最後の訓練が予定されている。4月8日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアの宇宙船ソユーズに乗り込み、ISSで宇宙実験任務を行い、同月19日に帰還する。
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