【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮の関係悪化や新型コロナウイルス流行を受け、この2年間に南北間の人の往来が
ゼロだったことが分かった。 韓国統一部が24日発表した資料によると、韓国から訪朝した人と北朝鮮から訪韓した人の合計は2021年に1989年の統計開始以来初めて0人となり、22年もゼロだった。 南北首脳会談と米朝首脳会談が開かれた18年には7498人(訪朝6689人、訪韓809人)、19年には9835人(訪韓は0人)に上った。新型コロナ感染拡大が始まった20年も613人だったが、21年からは往来が途絶えている。 南北経済協力事業の北朝鮮・開城工業団地の操業が中断した16年より前には南北間の往来は年間10万人を超えていた。人的交流が最も活発だった08年は18万6775人(訪朝18万6443人、訪韓332人)に達した。 南北の往来の断絶は今年も続く見通しだ。韓国政府系シンクタンクの統一研究院は「23年の南北関係は政治・軍事的緊張の高まりとにらみ合いが続くか、さらに悪化する可能性がある」としている。
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