韓国軍は北朝鮮の巡航ミサイルを探知していない。韓国軍合同参謀本部は「北の主張の真偽を含め、さまざまな可能性を分析している」と明らかにした。
朝鮮中央通信によると、訓練には軍東部地区戦略巡航ミサイル部隊の火力区分隊が動員された。4発のミサイルは東海上に設定された2000キロ先に向かって楕円(だえん)と8の字型の軌道を描きながら2時間50分程度飛行し、標的に命中した。
同通信は「訓練を通じて武器体系の信頼性を再確認するとともに、共和国(北朝鮮)の核抑止力の重要構成部分の一つである戦略巡航ミサイル部隊の迅速対応態勢を検閲判定した」と伝えた。朝鮮労働党中央軍事委員会は訓練の結果に満足感を示したという。また「敵対勢力に対する致命的な核反撃能力を百方に強化しつつある共和国の核戦闘武力の臨戦態勢があらためて誇示された」とした。
韓国と米国は22日(米東部時間)に米国防総省で、北朝鮮の核の脅威を想定した机上演習「拡大抑止手段運営演習(DSC TTX)」を実施した。北朝鮮はこれに反発して戦略巡航ミサイルを発射したとみられる。
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