(画像提供:wowkorea)
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韓国を中心にアジアで世界を眺望し飛躍するアーティストが一堂に会する「KROSS vol.2(呼称:クロス ボリュームツー)」が2月25日(土)、26日(日)、有明アリーナにて開催された。本イベントにはvol.1に続き今回も豪華アーティストが参加した。

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 まずイベントのオープニングアクトを飾ったのは「LIL LEAGUE」。応募者数約48000人、LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z(アイコンゼット)~Dreams For Children~」男性部門でグランプリを獲得した6人組が登場した。

 1曲目は、デビュー前にリリースし、MVが異例の1300万再生を突破している楽曲「Rollah Coaster」。「僕たちと一緒に最高の思い出を作っていきましょう!」(岡尾真虎)の声かけによって大きな歓声があがる中、全員で力強いダンスパフォーマンスを繰り広げた。

 最後に披露した曲は、メジャーデビューシングルである「Hunter」。全員で肩を組み、円陣になって、フレッシュな笑顔はじけるパフォーマンスで観客を楽しませた。そして「気になってくれた人いたらSNSチェックお願いします!また会いましょう!ありがとうございました」(山田晃大)と花道で客席全体に大きく手を振りながら、会場を後にした。

 続けて、激しいBGMに合わせてステージに登場したのは「BLANK2Y」。

 メンバーたちが登場すると、情熱を呼び起こしてくれる「FUEGO(Burn it up) 」をオープニングで披露。心の中の奥底に存在するBLANK(空白)を、隠されていた情熱で満たし、恐怖に勝ち抜くことができるように助けたいというメッセージを、力強いメロディーに乗せ、一糸乱れぬ迫力あるダンスで観客を魅了した。

 「有明アリーナ、盛り上がってますか~?」と笑顔で会場にいるファンへ声かけしたのは、このグループで唯一の日本人であるMIKEY。

 「次の曲は、明るくて、清涼飲料水のような清らかな曲です。皆さん盛り上がる準備は出来ていますか?」とさらに場内を煽り、「じゃあ行ってみましょう!Let’s Go!」という合図で披露されたのは、K2YWE(ファンの呼称)へのトキメキを表現した「Touch」。ファンを魅了するセクシーな振り付けや、曲の終盤でみせる重低音ボイス“Touch”が、会場に響き渡った。

 そして「K2Y II: PASSION [FUEGO]」の収録曲、「I Wish」と続けて熱唱。激しいパフォーマンスで観客を魅了したMIKEYは「今、すごく汗がすごく流れているんですけど、これは情熱が体の中から流れてきているからですね?」と、すかさず呼びかけると、会場からは大きな拍手が起きた。

 そして「僕たちのステージを見たファンの皆さんが、眠る前に僕たちのことを思い出してくれたらうれしい」とソダムが、この日のために覚えた日本語でささやくと、きょう一番の歓声が起きました。そしてファンの方々へサイン入りのボールを配った後は、「FUEGO(Fearless) 」 に続き、「以上、BLANK2Yでした!愛しているよ~!」と場内にいる全てのファンへ届くように、最後の最後まで手を振っていた。

 続けて登場した「ONE N‘ ONLY」は、カラフルなコートに身を包み、アップテンポな曲「Category」でパフォーマンスをスタートした。2曲目ではコートを脱ぎ捨て、衣装を黒いセットアップにチェンジ。2曲目も、アップテンポな曲調のなか軽快にラップを奏で、見ている人が体を動かさずにはいられないダンストラック「YOUNG BLOOD」を披露した。

 3曲目の「Dark Knight」が終了すると、「みなさん楽しんでいますか?盛り上がっていますか~!? 」とHAYATOの声が会場全体に響き渡ると、「国とかジャンルとか関係なくクロスするこのイベントに呼んでいただき、ありがとうございます!この時間は、皆さん全員がSWAG(ファンの呼称)になった気持ちで楽しんでほしいと思います!」とNAOYAも続き、一層会場が盛り上がりを見せた。そして、今年3月に発売される4枚目のシングルでもあり、映画「バトルキング!! -We‘ll rise again-」の主題歌にもなった「We‘ll rise again」、爽やかな曲調が特徴の「StepUp」と続くと、タオルを振るパフォーマンスにファンも応え、会場に一体感が生まれていた。

 そしてセクシーな曲調でスタンドマイクパフォーマンスを魅せた「QUEEN」から、最後の「My Love」が始まると、今までの勢いのあるアップテンポな曲調から一転し、優しい歌声を会場に響かせた。合計7曲を歌い上げた「ONE N’ ONLY」。 「皆さん、今日はありがとうございました~!」とメンバー同士でハートの形を作りながら、会場のファンたちに愛を伝えた。

 4番目に登場した「OnlyOneOf」は、腹筋が見えるセクシーな衣装で「chrOme arts」を力強いダンスと多彩なフォーメーションチェンジで一気にファンの心を掴み、「gaslighting」と2曲続けて披露。MCトークでは、メンバーたちは観客の多さに驚きながら、「皆さん、天使ですね~!」とNineは爽やかに笑顔。そして、「OnlyOneOfの…ラーメンつけ麺僕イケメンのKBです!! 」(KB)、「生ビール大好き!! 」(JunJi)など印象的なキャッチフレーズとともに自己紹介すると、各メンバーのあいさつに毎回全員で笑顔で反応し、グループの仲の良さを感じられた。またサインボールを客席に投げ込むサプライズ演出では、「大丈夫?」「気をつけて受け取ってね?」とファンの方々を優しく気遣う一面もあった。

 続けて「libidO」、「dOra maar」をJapanese Ver.で披露し、ピンクの照明のなかでメンバー同士が絡み合いながら、ロープを使った色気漂うダンスで観客を魅了させた。この楽曲を披露し終えたあと、このダンスについてYooJungは「芸術性を追求したダンスでしたが、いかがでしたか?」とコメント。そして「本当に忘れられない思い出を、僕たちにプレゼントしてくれてありがとう。愛してます」(JunJi)、「僕たちのステージを楽しんでくれた皆さんの姿を見て幸せな気持ちでパフォーマンスができました。これから僕たちを沢山応援してください!」(Nine)と微笑むと、会場中から割れんばかりの拍手が起こった。

 また最後の「氷と炎の歌」では、メンバー全員がステージの全方面に向かって、赤い照明と炎の演出が印象的な大迫力のパフォーマンス!「また会いましょう~!」「夢で逢いましょう~!」とメンバーたちは甘いセリフを残し、ステージを後にした。

 5組目は、KROSS初のガールズグループであり日本では初パフォーマンスとなった「Weeekly」。「毎日新しく特別な一週間をお届けする」がキャッチフレーズで、 「DaileeeなしではWeeeklyが存在できない」、「毎日(Daileee)がウィークリー(Weeekly)を完成させる」という思いから、公式ファンクラブは「Daileee」と名付けられている。

 弾けるような笑顔で登場したメンバーたちは、ピンク・白・黒をあしらった、統一された衣装で登場。まず曲冒頭の「アーユーレディ?」の掛け声から、キュートな振り付けにポップな曲調が特徴の「Hello」。曲の最後には、全員で「東京~!ハロ~!」と大勢の観客に向けてあいさつした。続けて、「Tag Me (@Me)」、「Check It Out」を、陽気でアップテンポな音楽に合わせ、様々なフォーメーションで披露した。そして3曲目が終わると、MCからライブや日本の印象を質問した。

 「私たち日本の皆さんとほんとに会いたかったです。360度、周りにいる皆さんと一緒に出来てとても楽しいです!」(LeeSoojin)、「食べてみたい料理がたくさんあります!ずっと日本に来たかったんです。ラーメンや、たこ焼き!そして今回、日本に着いてすぐ、すき焼きを食べました~!」(ParkSoeun)、「覚えた日本語は、“すきぴ“”いくらですか“”今日来ていただいてありがとうございます“です!みなさん、ありがとうございまーす!そして私、東京タワーに行ってみたいです!」(Zoa)、「私は、ドン・キホーテに行って色々と買い物してみたい!“東京ばな奈“とか、日本には美味しいおやつが沢山ありますね!」(LeeJaehee)と、初めての日本でのパフォーマンスを心待ちにしていたようだった。

 そしてここで米津玄師「Lemon」をカバーで熱唱。とても流暢な日本語で歌い上げた「Weeekly」へ、会場は温かい拍手に包まれた。続けて「Holiday Party」を歌い終わると、「(Lemonは)歌詞を表現するのが難しかったですが、皆さまに喜んでいただきたいと一生懸命練習しました!」(Monday)と満足そうに微笑んだ。そして最後にサイン入りボールがファンの方々へプレゼントしたメンバーたちは、「After School」をスケートボードに乗りながら、颯爽とパフォーマンスした。

 そして岩橋玄樹は、「こんにちは、岩橋玄樹です!今日は盛り上がっていきましょう!」という声と共に、カラフルなベストとパンツのセットアップの衣装に身を包み登場。 「How To Love Yourself」、「自分自身を愛することの大切さ、そして自分自身を大切にして生きていこう」との思いが込められている1stアルバム「How To Love」に収録されている曲を中心に披露した。

 最初に3曲、海外の作曲家を多く迎え、岩橋が日本と米ロサンゼルスを行き来しながら制作した1stアルバムの表題曲でもある「How To Love」、力強い曲調で炎の演出とレーザーが合わさり激しい演出となった「SUMMERTIME」、そして「げんきコールお願いします!」と、自身の名前のイニシャル使って「G・E・N・K・I」を続けて披露した。

 そして「Smile」でしっとりとした曲調で観客を惹きこむと、続けて披露した明るいアップテンポの曲「PAJAMA PARTY」では、雰囲気が一変。かわいい振り付けやコールアンドレスポンスなどで会場中を盛り上げた。会場の興奮冷めやらないなか、ファンに向かって「大好きです(ハート)」の一言に、さらなる盛り上がりを見せた。

 そして6曲目、「SUSPICIOUS GIRL」を歌った岩橋は、この有明アリーナで、ファンが声出しOKの中でパフォーマンスできたことに感慨深かった様子。「皆さんの前で、歌ったり踊ったりできて幸せです。来てくれて本当にありがとう。沢山のお客さんの前で楽曲を披露するのが久々で緊張していますが、素晴らしい皆さんと僕の歌を共有できるのが幸せです。Fairyの皆さん、これからも応援お願いします!」と会場全体を見渡しながら感謝を伝え、本日のパフォーマンスの締めくくりとして「Fortune Lady」を披露。最後に「ありがとうございましたー!」と深く一礼すると、「アイラブユー」という言葉を残し、ステージを後にした。

 トリを務めたのは、「ENHYPEN」。会場のスクリーンにアーティスト名が浮かび上がると一気に会場の盛り上がりが最高潮に。1曲目は、人気曲「Drunk-Dazed [Japanese Ver.]」のを披露。息の揃った勢いのある歌とダンスパフォーマンスと炎の演出に会場が熱気に包まれた。

 そして1曲目が終わると、元気よくメンバーが手を振りながら、「こんばんは!ENHYPENです!」と、メンバーが会場の皆さんへ一言ずつ挨拶する度に、会場から歓声が巻き起こった。「今日は本当に暑いですね!皆さん1曲目はどうでしたか?会場の皆さんがとても熱いので僕たちもとても熱くパフォーマンスできました」(JUNGWON)、「僕たちのパフォーマンスはかっこよかったですか?皆さんの声援のお陰でとてもリラックスできましたし、この後も上手くできそうです!」(HEESEUNG)と続けて、1曲目の感想と今日のライブへの意気込みを語った。そしてさらに、「(今日は声出しが可能なので)みんなの声を集めて、エネルギーチェックをしてみましょう!」(JUNGWON)、「メイク サム ノ~イズ!」(JAY・NI-KI)と、大きな声で会場の観客に呼びかけると、たちまち会場中から熱い声援が送られた。

 続けて歌われたのは、この日のために用意された「Let Me In」のJapanese Ver.。レゲエジャンルにヒップホップの要素を加えた軽快な曲に、メンバーのダンスに合わせて会場がリズミカルに揺れた。そして3曲目は、日本オリジナル曲の「Make the change」を披露。明るくポジティブな歌と共にメンバーが360度、観客とアイコンタクトをとりながら笑顔でパフォーマンスをした。続けて4曲目の「Go Big or Go Home」では、EDMジャンルの曲調に合わせた一糸乱れぬダンスが繰り広げられ、後半の激しいブレイクダンスパートでは紙吹雪の演出に合わせて会場が熱気に包まれた。

 MCトークでは、京セラドームでの初ドーム公演達成の快挙を成し遂げ、今飛ぶ鳥を落とす勢いの「ENHYPEN」の新たな一面を知る「徹底討論!ENHYPENのありなしトーク!」というコーナーを繰り広げた。このトークはメンバーがMCの質問に対して、ありだと思ったら〇、なしだと思ったら×の札を上げるルールで実施した。

 最初のテーマは「寝るときに部屋を真っ暗にしないで寝る」に対して、JAY以外のメンバーは悩むこともなく×の札を上げた。ひとりだけ〇を上げたJAYは、「JAYさん、(真っ暗だと)怖いんですか?」と他メンバーにからかわれると、「全然ちがーう!! 」と慌てて返答。会場が笑顔に包まれた。

 その後もトークは盛り上がり、最後の「目玉焼きにケチャップをかけて食べる」の質問に対して、JUNGWON、HEESEUNG、JAKE、SUNOO、NI-KIは〇を、JAYが×、SUNGHOONはどちらでもないと回答した。SUNOOが「好きではないけど小さい頃によくケチャップをつけて食べました。最近は塩をつけます!」とコメントすると、「皆さんはどのように食べますか?」とHEESEUNGが逆に会場にいる観客へ問いかけるなど楽しい交流の時間となった。

 5曲目は和やかだったトーク時の雰囲気とは一変、夢幻的な雰囲気とダンスが特徴的な「FEVER」。そしてメンバーのJAKEさんも作詞・作曲に関わった「SHOUT OUT」は、力強く叫ぶ歌声が会場に轟き、ファンの心を熱く強く揺さぶった。

 26日のみ出演となった「超特急」は、2011年に結成され活動をスタートした、ダンサーが前方、ボーカルが後方でパフォーマンスを披露する「メインダンサー&バックボーカル」スタイルが特徴のグループ。

 「超特急」ワールドの開始を告げる電車の発車ベルの音が鳴り響き、疾走感を煽るイントロから続けて披露された1曲目は2022年12月に発表した配信限定シングル「NEW WORLD」。軽快なEDMサウンドでエネルギッシュなステージを見せると、コミカルなダンスと歌詞が楽しいパーティーソング「BakaBakka」、爽やかPOPなメロディーラインと一緒に踊りたくなるダンス、そしてくるくる変わるメンバーの表情に思わず笑顔になってしまう「My Buddy」まで3曲連続で披露。

 MCでは「この時間だけでも8号車(超特急のファンの名称)として楽しんでください!」(リョウガ)、「どれくらい元気か確認させてください!」(カイ)など会場に駆けつけた観客の皆さんとコミュニケーションを取りながら会場の雰囲気を盛り上げた。「好きな人の事を想い浮かべながら聞いてください」(ユーキ)という言葉通りのラブソングで、タカシとシューヤの甘い歌声が響いた「Sweet Bell」に続いては、しっとりとした雰囲気から一変、一緒に踊ったらとにかく盛り上がること間違いなしの元気ソング「超えてアバンチュール」、ラストの「Burn!」では、観客を巻き込む素晴らしいパフォーマンスで心を1つにしながら、会場をくまなく周りサインボールをプレゼントする時間も。

 全てのパフォーマンスがパワフルで、エナジー溢れ、観客の皆さんを全力で楽しませたい!という気持ちが伝わってくるステージだった。

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