【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は3日、「納税者の日」の記念式典で「過去の不動産税制のように政治と理念にとらわれた無理な課税で国民を苦しめたり財産権を過度に侵害したりしない」と述べ、法律で定められた通り租税制度を透明かつ公正に運用すると強調した。文在寅(ムン・ジェイン)前政権の増税路線を暗に批判したといえる。 大統領室によると、大統領が納税者の日式典に出席するのは1970年の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領以来、53年ぶり。尹大統領は厳しい経済環境の中でも誠実に納税義務を果たした人々に直接謝意を伝えるため出席したという。 尹大統領はこの式典で、租税に関する不服申し立てがあれば国民の権利を救済するため迅速に処理し、憲法が保障する租税法律主義を実質的に具現化すると強調した。 国防や治安、司法、行政など国の本質的な機能の遂行と良質な雇用の提供に税金を使い、社会的弱者のための福祉を実現すると表明。「公益目的を外れ違法を繰り返したり国益を害したりする政治集団化した団体には国民の血税を使わない」とも述べた。 尹大統領は式典で、模範納税と税政協力に貢献したとして俳優の
キム・スヒョンさん、ソン・ジヒョさんらに大統領表彰を授与した。
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