(画像提供:wowkorea)
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韓国軍が、ことし行われる米韓合同軍事演習「フリーダム・シールド(Freedom Shield・FS)」の事前演習として「危機管理演習(CMX)」を実施する。

 5日、軍当局によると韓国軍は6日から9日までの4日間、「CMX」を実施して主要危機事態リストを点検する。「CMX」は、主要施設および後方地域に対する北朝鮮の局地挑発またはテロなどを想定して、危機状況を伝えて緊張を緩和する方式で行われると伝えられた。

 韓国軍主導で戦争が起こらないように危機を管理するシナリオを点検するというのが、軍当局の説明だ。

 本演習である「FS」は13日から11日間、実施される。特に、今回の「FS」は米韓連合軍が開戦初期の北朝鮮の全面挑発を阻止して反撃に成功した後、占領した北朝鮮地域の治安維持と行政力復元、北朝鮮住民に対する支援などを包括する北朝鮮の安定化作戦などを適用、防御歩段攻撃に重点を置いたシナリオで進められると伝えられた。

 米韓両国は、今回の「FS」と連携して両国の海兵隊が参加する「サンリョン(双竜)」上陸訓練を師団級規模に拡大実施するなど、およそ20の大規模連合野外起動訓練(FTX)を過去の「イーグル訓練(FE)」レベルで施行する計画だ。今回の連合「FTX」の名称は「戦士のシールド FTX」と命名された。なお、今回の「FS」には米国戦略資産が大挙動員されるものと予想されている。

 これに加えて、米海軍空母の「FS」期間に朝鮮半島展開を契機に日本海上で米韓両国の海軍と日本海上自衛隊など3か国海上戦力が参加する「日米韓警報訓練」などが実施される可能性も浮上している。

 一方、米韓軍当局は今回の「FS」実施期間に北朝鮮が弾道ミサイル発射など軍事挑発を行う可能性が高いと見て、強化された対北警戒・監視体制を維持している。

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