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尹大統領はこの日の午前、国立テジョン(大田)顕忠院で開かれた「第8回西海守護の日」記念式に先立ち、第2延坪海戦や延坪島砲撃戦の戦死者墓地、天安艦46勇士の墓地、故ハン・ジュホ准尉の墓を順に訪れて参拝したと、大統領室が伝えた。
尹大統領は墓地を参拝する間、戦死者一人一人の事情を聞きながら遺族を慰めた。この場には参戦した将兵をはじめ、「第2延坪海戦で戦死した故ファン・ドヒョン中佐の母親パク・コンスンさん」、「延坪島砲撃戦で戦死した故ソ・ジョンウ下士の母親キム・オボクさん」、「天安艦襲撃で戦死した故ミン・ピョンギ上士の母親ユン・チョンジャさん」、「故ハン准尉の夫人キム・マルスンさん」などが同席した。
尹大統領は故チョ・チョンヒョン上士の母親イム・ホンスンさんに、「チョ・チョンヒョン上士の娘さんが、父親の後を継いで海軍少尉になったと聞いた」としてあいさつした。
この日同席した大統領夫人のキム・ゴンヒ氏は、「当時21才だった息子は、頭が陥没して戦死した」というパク・コンスンさんの話を聞いて、パクさんを抱きしめ、慰めた。
尹大統領と会ったキム・オボクさんは、「2021年7月に訪問され、墓石をなでてくれた写真を今も持っている。国家報勲処を報勲部に昇格していただき、遺族の大きな力になった。大統領の確固たる意思がなかったら難しかっただろう」と感謝の意を表した。
尹大統領はまた、天安艦46勇士の墓地で故チョン・ジョンユル上士の息子であるチョン・ジュハン君に会い、肩を叩きながら慰労を伝えた。天安艦射殺事件当時6歳だったチョン君は、現在高校3年生になった。尹大統領は2021年にも、チョン上士の夫人チョン・ギョンオクさんの葬儀場を訪れチョン君を慰労している。
尹大統領は、天安艦で戦死し髪の毛と爪だけが顕忠院に納められた故チャン・ジンソン中佐の話を聞き、しばらく言葉が出なかった。
また同日、現場には天安艦沈没の生存者であり、昨年尹大統領の招待で昼食を共にしたことがあるチョン・ジュンヨンさんも同席した。
尹大統領は「お元気ですか」と言ってチョンさんを歓迎し、チョンさんも自分を忘れずにいてくれた尹大統領に感謝の意を伝えた。チョンさんは現在、チェ・ウォンイル元天安艦長が理事長を務める「326護国報勲研究所」の事務総長を務めている。
尹大統領はまた、ハン准尉の墓で夫人のキム・マルスンさんに会い、「子供たちがよく育ち、とても幸いだ」と述べた。キムさんは「父親は子供たちを愛し、子供たちも父親を尊敬しています」として、尹大統領に感謝の意を表した。
尹大統領は犠牲者らの墓地を参拝後、「西海守護の日」の記念式に出席し、「国民と国家の名で大韓民国の自由を守った偉大な英雄たちを記憶する」と強調した。
尹大統領は「北朝鮮の無謀な挑発は必ず代価を払う」とし、「西海守護勇士の犠牲と献身が世界の自由、平和、繁栄の礎石になり遺族と参戦将兵にもう一度深い慰労と感謝を申し上げる」と述べた。
尹大統領はまた、記念式で現職大統領としては初めて55名の勇士の名前を読み上げるロールコール(roll-call)も行った。尹大統領は戦死者の名前を1人ずつ読み上げる前に、喉が詰まってしばらく言葉が続かないなど、涙ぐんだ様子を見せた。尹大統領が戦死者の名前を読む間、金夫人も涙を流した。
今回の記念式は犠牲者への儀礼レベルでも昨年と多くの部分が変わった。昨年は40人余りだった陸・海・空・海兵の儀仗隊の規模は130人余りとなり、4倍以上増えた。西海守護勇士55人の遺族と参戦将兵の席も、昨年は政府や軍関係者らと入り混じって後部座席に置かれたが、今年は別途に前列の席が用意された。さらに、一部の遺族だけが行っていた献花と焼香も55人の遺族全員が参加した。
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