ユジン の最新ニュースまとめ
ハイ投資証券のチョン・ユジン研究員は5日、報告書で「第1四半期を基点に、石油化学の景気は底から抜け出す局面に進入したと判断する」とし、「石油化学企業の第1四半期営業利益は、前期に比べ黒字転換または赤字規模が大幅に縮小される見通し」と分析した。
改善の背景には、年明け以降の中国リオープニングによる需要回復への期待感をあげた。チョン研究員は「3月の両会(全国政治協商会議・全国人民代表大会)で発表された中国政府の景気浮揚策が期待にやや及ばなかったことから、最近は追加在庫貯蔵需要も一段と静まった雰囲気」と説明した。ただ、「中国小売販売、産業生産、製造業PMI、景気活動指数などのマクロデータが今後の景気回復に対する肯定的なシグナルを出している」と注目した。
これにより、グローバルシェアの高い銘柄を中心に改善の流れが現れるとの見方だ。ハイ投資証券は「ヒョソンT&C(スパンデックス)」、「クムホ石油(ゴム)」、「ヒョソン先端素材(タイヤコード/炭素繊維)」などを最優先株にあげた。チョン研究員はこうした企業を提示しながら、「相対的に増設負担が少ないか、グローバル市場内でのシェアが高いダウンストリーム企業が、中国の需要回復効果をより大きく受けるだろう」と説明した。
石油精製企業の営業実績も前四半期に比べて黒字転換する見通しだ。チョン研究員は「年末の国際原油価格が急落して発生した大規模在庫評価損失が消滅し、原油の公式販売価格(OSP)下落にともなう実質的な精製マージンも改善効果が現れるだろう」と付け加えた。
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