韓国統一部、北に「開城団地の無断使用中断」要請も…北は通知受け取り「拒否」

韓国統一部は6日、北朝鮮に対して「開城団地内の韓国施設の無断使用を中断せよ」という内容の通知文を発送したが、北朝鮮はこの通知の受け取りを「拒否」した。

　統一部の関係者はこの日、取材陣に「韓国政府は本日（6日）朝、連絡事務所の午前9時の開始通話に続き、午前10時に対北通知文を発送して政府の立場を伝えようとしたが、北朝鮮は（この通知文の）受け取りを拒否した」と伝えた。

　韓国政府が伝達を試みた通知文には「北朝鮮が開城工業地区内の韓国企業の工場を企業関係者の意思と関係なく稼働することは、明白な財産権の侵害であり、南北間の投資保障に関する合意書はもちろん、北朝鮮の開城工業地区法に違反する行為であるため、北朝鮮はこれをすぐに中断しなければならない」という内容が盛り込まれた。

　関係者は「韓国側の要求に関して、北朝鮮から応答がない場合、韓国政府は北朝鮮が団地無断稼働を認めたものと見て、必要な措置を取る」と伝えた。ただし、「必要な措置」の具体的な内容については明言を避けた。