韓国人気ファッションストア「MUSINSA」、日本初のポップアップストアオープン(画像提供:wowkorea)
韓国人気ファッションストア「MUSINSA」、日本初のポップアップストアオープン(画像提供:wowkorea)
韓国オンラインファッションコマース企業「MUSINSA(ムシンサ)」が、日本ファッション市場進出を本格化する。韓国市場での成功経験をもとに、100兆ウォン(約10兆円)規模と推定される日本ファッション市場攻略に乗り出した。

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6日業界関係者によると、MUSINSAは7日から16日まで、渋谷区原宿に公式ポップアップストアをオープンする。渋谷は日本のファッショントレンドの中心地で、MUSINSAがKファッションをテストするのに好都合であると評価される。

日本はMUSINSAが攻め込む海外市場の一つだ。

MUSINSAは2021年1月に日本法人を設立し、入店ブランドが日本市場に進出できるよう、インフラを構築した。海外事業はマッキンゼー出身のホ・チョルグローバル本部総括本部長が率いる。MUSINSAは、入店ブランドが現地攻略に集中できるよう、国際輸送や通関代行など物流サービスなどを支援する。

今回のポップアップには、△2000ARCHIVES(アーカイブス)△All Eyes Down(オールアイズダウン)△AMOMENTO(アモメント)△OPENING PROJECT(オープニングプロジェクト)△SURGERY(サージェリー)△THUGCLUB(タグクラブ)△Kompakt Record Bar(コンパクトレコードバー)など、韓国でトレンディな感性で定評のあるブランドが共にする。MUSINSAの独自ブランド(PB)である「MUSINSA STANDARD(ムシンサスタンダード)」や「Mardi Mercredi(マルディメクルディ)」、「Matin Kim(マッティンキム)」などのブランドも紹介する予定だ。

これに先立ち、MUSINSAジャパンに入店したMardi Mercrediが、日本進出から2年間で30億ウォン(約3億円)の売上を記録し、市場の可能性を立証した。これにMUSINSAは、今回のポップアップストアの高成長安定も自信を持っている。

MZ世代(1980~2010年くらいに生まれた世代)に愛されるドーナツブランド「Knotted(ノーティッド)」もポップアップに参加する。Knottedは、韓国にドーナツの流行を広げた外食ブランドで、シュガーベア、スマイルなどかわいいグッズでも有名だ。KnottedはMUSINSAポップアップを日本市場進出のテストベッドにするという計画だ。

日本は最近10、20代を中心に韓国商品に対する関心が高まっている状況だ。韓国ドラマやK-POPなど、韓国コンテンツに対する人気が高まり、化粧品・ファッションなどの需要まで大きくなっている。日本ファッション市場規模は2020年基準、100兆ウォン(約10兆円)で、韓国ファッション市場(43兆ウォン:約4兆2830億円)の2倍に達する大きな市場だ。市場規模に比べてイコマースが占める割合は10%台に過ぎず、韓国(33%)市場より成長潜在力が大きい。

MUSINSAは、日本の若者になじみのあるK-POP歌手とコラボレーションなどおこない、ブランド認知度を築いている。

昨年は「防弾少年団(BTS)」の所属事務所ハイブ(HYBE)が育てる初の日本グループ「&TEAM」(エンティーム)のオーディションプログラムを支援するなど、マーケティングをおこなった。今回のポップアップには、MUSINSAのグローバルアンバサダーである「NewJeans(ニュージーンス)」を掲げてマーケティングしている。ポップアップストアには「NewJeans」を活用した拡張現実(AR)を体験し、4カットの写真を撮ることができるようにした。

MUSINSAは今回のポップアップストアを成功裏に終え、正規フラッグシップストアオープンと現地物流拠点の準備などに乗り出す。

MUSINSA関係者は「Kファッションブランドは、一部ハイエンドブランドを除いて海外で成功した事例がない」とし「日本を皮切りに米国、東南アジアなど海外で韓国ブランドが知れ渡るよう、中長期的な支援をする」と強調した。

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