韓国人気俳優ユ・アイン、なぜプロポフォール73回も投薬可能だったか「病院で営業」＝韓国

韓国人気俳優ユ・アイン（本名オム・ホンシク）氏が、向精神性医薬品であるプロポフォールを常習投薬したとする中、一部の病院でプロポフォールを利用し勧誘行為をしていることが分かった。

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6日放送されたテレビ朝鮮「探査報道セブン」は、プロポフォールを乱用していると推定される病院を追跡し、実態を掘り下げた。

警察によると、ユ氏は2021年一年間で計73回にわたり4400ミリリットルを超えるプロポフォールを投薬した。彼はソウル市カンナム（江南）区、ヨンサン（龍山）区一帯の病院を巡り、処方されたことが分かった。

ユ氏が通っていたと知られている病院はインタビューを回避した。「訪問記録すらない」「個人情報」と言及を慎んだ。

プロポフォール中毒者らは、病院が施術を餌とし、乱用をあおると暴露した。特に施術なしにプロポフォールだけ注射する時もあると述べた。

匿名でインタビューにこたえたA氏は「プロポフォールを打つため（病院）相談室長にロビー活動までやる」とし「ホテルの食事券を出せば、室長が“今回だけお会いします”と話した。そのような病院は内々にうわさが広がっている」と主張した。

A氏は「このような病院は（中毒者に）先に連絡して営業する場合もある」とし「私がプロポフォールを投薬するのが好きなことをなぜ知っているのか」と聞くと、病院で「ネットワークを見て知った」と述べた。堂々と、監視カメラを全部隠すから一瓶当たりある程度支払い、打っていけと言った」と述べた。

とある整形外科に勤務中だと明らかにした相談室長も「常習者であることを知りながらも放っておく場合が頻繁だ」と認めた。

彼は、「呼び込みに成功すればインセンティブを与えるところもある。全体の売上1%ほどをインセンティブでやり取りする」と証言した。

また「（プロポフォールを注射するための）空のベッドがものすごく多い」とし「専門的な病院は、ほぼプロポフォール工場水準だと見ても構わない」と付け加えた。

一方、国立科学捜査研究院によると、ユ氏はプロポフォールの他に麻薬類の大麻、コカイン、ケタミン成分も検出された。