(画像提供:wowkorea)
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自身を療養保護士と偽って認知症の高齢者に近づき、数千万ウォンをだまし取った60代が警察に逮捕された。

チェジュ(済州)ソグィポ(西帰浦)警察署は14日、強盗と窃盗の容疑で60代のA容疑者(63)を逮捕し、勾留令状を請求したと発表した。

警察によると、A容疑者は2022年9月、認知症患者のBさん(78)に「私は療養保護士だ。世話をしてあげる」とだまして接近した。その後、A容疑者は世話の費用を名目に金銭を要求した。銀行にBさんを連れて行き、現金30万ウォン(約3万800円)を引き出させて奪うなど、2022年9月から先月まで54回にわたり約3500万ウォン(約360万円)をだまし取った。まわりの人々から疑われることを避けるために、自身をBさんの「養子」、「療養保護士」と紹介した。A容疑者がだまし取ったお金は、Bさんが数年間公共勤労などをしながら苦労して貯めたものだという。

A容疑者は警察による捜査が始まったことが分かると、12日未明に飛行機で済州島を出たが、西帰浦警察署からの協力要請を受けたキンポ(金浦)空港警察隊がA容疑者を空港で逮捕した。

警察の調査の結果、A容疑者は2016年にも金浦市で療養院の院長をかたり高齢者4人に接近して現金をだまし取って逮捕され、実刑を言い渡されている。警察では余罪があるとみて捜査している。
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