米軍、韓国軍と朝鮮半島で「核不能化訓練」を初公開=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米軍、韓国軍と朝鮮半島で「核不能化訓練」を初公開=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米国防総省が最近、米韓両国の核不能化(無力化、Disablement)部隊が朝鮮半島で合同演習を行った事実を公開した。米国が自国の核不能化チームを韓国に派遣し、韓国軍と合同訓練した事実を公開したのは初めて。

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 29日、米国防総省の国防映像情報配布サービス(DVIDS)によると、米陸軍の核不能化チーム(NDT)と韓国軍核特性化チーム(NCT)は3月20日から24日まで、朝鮮半島で合同訓練した。核無能化(Disablement)とは、起爆装置を除去する方法などで核兵器が爆発しないようにする措置を意味する。

 米国防総省は核不能化チームについて、「核および放射能大量破壊兵器(WMD)基盤施設と構成要素を不能化し、敵の能力を拒否し、後続のWMD除去作戦を容易にする」と紹介した。

 第20支援司令部と呼ばれるCBRNE(Chemical, Biological, Radiological, Nuclear, Explosives)司令部所属で、米国メリーランド州アバディーン実験場に駐留しており、米軍全体を通じて3チームだけが存在する。

 韓国軍核特性化チームは、国防総省直轄の国軍化生防護司令部所属で、米国核不能化チームと類似した任務を遂行しているという。軍はこれまで同部隊の存在を公式に確認したことはない。

 訓練日が「自由の盾」(3月13日~23日)の連合演習と双竜訓練(3月20日~4月3日)が行われていた期間であることから、両国の核不能化チームが米韓合同演習を契機に共同訓練を行ったものとみられる。

 先に両国首脳は首脳会談で、新たな拡張抑制協議体である「核協議グループ」(NCG)新設と戦略原子力潜水艦(SSBN)を含む米国戦略資産の持続的な朝鮮半島の展開などが含まれた「ワシントン宣言」を採択し、北朝鮮に対する拡張抑制強化を共に表明した。
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