ハン・ヒョジュ の最新ニュースまとめ
この日は、ヒロインを演じたハン・ヒョジュが来日、舞台挨拶では、黒のベレー帽に同色のミニのプリーツスカートとハイソックス、ロング丈のピンクのトップスという可愛らしいファッションで登場した。これで7回目の来日となるというだけあって、この日も「ワタシハ、ハン・ヒョジュデス。ヨロシクオネガイシマス」と日本語での挨拶からスタート。日本の印象を問われると、「日本の人たちは親切。細かいところまで配慮してくださる気がしますし、そういった点を見習いたいと思います」とコメントした。
『アドリブ・ナイト』は、平安寿子の同名小説をもとに、独特の映像美で知られる『チャーミング・ガールの』イ・ユンギ監督がメガホンを取った作品。
危篤状態の病人の娘に間違われたヒロイン“ボギョン”が、10年前に家出をしたまま音信不通の娘“ミョンウン”の身代わりとして、ある家族のもとを訪れたことから起こる、“アドリブ”の一夜を描いている。ドラマ『春のワルツ』のハン・ヒョジュが、どこか陰のある美しいヒロインを好演した。日本の小説が原作ということで、ハン・ヒョジュは、日本映画のDVDを観て役作りに励んだという。
舞台挨拶後に行われたインタビューでは、少々はにかみながら、取材陣が投げかけてくる質問に答えてくれた。
-日本の小説が原作ということですが、役作りの上で理解しにくい部分はありましたか?
ハン・ヒョジュ「私はもともと日本の小説や映画が好きでしたので、そういったものはありませんでした。むしろ私自身が日本の小説のヒロインを演じられるということで、新鮮でしたし、韓国映画にはない日常的な魅力があると思いまして、お話をいただいた時、とても嬉しかったです」
-『アドリブ・ナイト』の撮影では、本当に“アドリブ”の演技が多かったそうですが、何かエピソードは…。
ハン・ヒョジュ「私は、ボギョン(ヒロイン)というキャラクターは、あまりアドリブが要求される役柄ではないと思うんですね。感情のおもむくままに行動するだけで、言葉としてそれを表すことはないので、ごく些細な…人によっては気づかないような小さな行動、それ自体が“アドリブ”だったと思います。例えば、ミョンウンの机の上にある本を手にとってみるとか…。ですから、大きなエピソードというものはありません」
-高校時代、“ミスにっこり(ピングレ)”に選ばれて芸能界入りされたそうですが、この作品では笑顔のない役柄ですね。演じてみて難しかった点、逆にやりがいを感じた点は?
ハン・ヒョジュ「ボギョンは孤独で、悩みを抱えていて、人生に希望を見出せないような女性でしたので、あまり笑顔を見せるような役柄ではありませんでした。
やりがいといえるかはわかりませんが、私はこの作品でボギョンを演じてみて、気持ちが楽になりました。この作品を撮影している当時、私も彼女と同じように色々と悩みを抱えていて、個人的にはとても辛い時期だったんですね。でも、自分と同じような女性と出逢い、彼女を演じたことで癒されました」
-映画のラストでヒロインが電話をかけるシーンがありますが、久しぶりに電話してみたい人は?
ハン・ヒョジュ「祖母です。私は小さい頃、祖母に育てられたのですが、離れて暮らすようになり、仕事も忙しくてなかなか連絡していませんので、祖母に電話したい」
-好きな日本の俳優さんや監督さん、作品などは?
ハン・ヒョジュ「俳優さんではオダギリジョーさんと蒼井優さん、監督さんでは岩井俊二監督、犬童一心監督が好きです。それと、『嫌われ松子の一生』という映画を大変楽しく観ましたので、ぜひ監督さんにお会いしてみたいです」
-今後演じてみたい役柄などは?
ハン・ヒョジュ「演技に対して欲張りなので、ジャンルを問わず色んな役を演じてみたいです。ただ、悪役ですとか、どんな役を演じたとしても、観ている人が暖かい気持ちになれるような、そんな作品に出演したいですね」
-次回作のご予定は?
ハン・ヒョジュ「今、『走れ自転車』という映画を撮影中で、3月か4月に韓国で公開されます。また、SBSのドラマ『一枝梅』で、イ・ジュンギさんと共演しているのですが、それも4月から放映される予定です」
映画『アドリブ・ナイト』は2月9日より、渋谷アミューズCQN他全国順次ロードショー。
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