倉庫のうち相当数はエバーランド内のサムスン火災付設盲導犬学校の裏に位置しており、サムスン側は当初、盲導犬や救助犬の飼育場やイベント用消耗品などの保管場所だと説明していた。しかし特別検事チームは、この倉庫が高価な美術品の保管場所に利用されているとの情報を入手し、同日午後4時ごろから検事や捜査官らが現場で家宅捜索を行った。また、倉庫とともに捜索が行われたサムスン火災交通博物館に対しては、オープン直前まで海外からの美術品の保管倉庫として使われていた疑いが持たれてきた。
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捜査陣は発見された数千点の美術品に高価な作品も多く含まれている可能性を考慮し、作品の映像撮影が可能かどうか、また作品を傷つけずに押収する方法などについて検討を進めているもようだ。
一方、サムスン側のイ・ワンス弁護士は「家宅捜索が行われた倉庫は秘密倉庫ではなく、もともと美術品や陶磁器などを適切に保管するために建てられた収蔵庫で、故李秉チョル(イ・ビョンチョル)会長の時から収集されサムスン文化財団が所有する骨董品や古美術品、現代美術品などが保管されている」と説明した。また、不正資金で購入した疑いが提起されているリキテンスタインの「Happy Tears」やフランク・ステラの「ベツレヘム病院」などの作品は、購入事実がないため捜索の結果を通じ真相が明らかになるだろうと述べた。
特別検察チームは22日も家宅捜索を続け、美術品以外にも不正資金造成と関連した書類、物証の発見にも力を入れる方針だ。
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