尹大統領、岸田首相を国賓級の”おもてなし”＝韓牛プルコギ＆慶州法酒などが夕食メニューに

韓国のユン・ソギョル（尹錫悦）大統領は、約50日ぶり再会した岸田首相を国賓級の接待で”おもてなし”した。また、夕食会や親交を深める時間を通じて日韓首脳間の信頼をより強いものにした。

キム・ゴンヒ の最新ニュースまとめ

　尹大統領とキム・ゴンヒ（金建希）夫人は去る7日午後、ヨンサン（龍山）大統領室に到着した岸田首相と裕子夫人を出迎えた。岸田首相の韓国大統領室訪問は、今回が初めて。

　尹大統領主宰で、庁舎前の庭園で岸田首相の韓国を訪問する公式歓迎会も開かれた。実務訪問にもかかわらず、国賓級の歓迎式を開催。大統領室の玄関とロビーはリモデリング工事が終了し、この日、外部に初公開された。

　日韓首脳とファーストレディーは、日本国歌と韓国国歌の演奏を聞いた後、庁舎前の庭に4人で移動して儀仗隊による閲兵を受けた。尹大統領と岸田首相は庭園を一周した後、両国の参謀らと握手を交わした。

　韓国メディア「イーデイリー」は、今回の夕食会で提供されたメニューを公開。

　九節板（八角形に仕切られた器に8種類の具を入れ、小麦粉を水で溶いて薄焼きにした煎餅で具を巻いて食べる料理）、チャプチェ（春雨を炒めた韓国料理）、タンピョンチェ（ゼリーサラダ/韓国王朝宮料理の一部であった韓国料理）、韓牛カルビチム（蒸し料理）、チョクピョン（牛の足を頭、皮膚、尾、ブタの頭等のコラーゲン含量の多い部位とともに水で長時間煮込み、液を冷却してゼリー状にした料理）、ミノジョン（高級魚ニベを使ったチヂミ）、韓牛プルコギ（韓国の代表的な肉料理）、冷麺などがふるまわれた。また、デザートには昔、宮中で食べられていたケソン（開城）ヤッカ（韓国の伝統的な菓子）、梅雀菓（小麦粉にハチミツと油を入れた生地の形を整えて焼いてからシロップをかけた韓菓）と共にチェジュ（済州）マンゴーやスイカ、シッケ（発酵飲料）が提供された。