尹大統領「外交スーパーウィーク」突入…原爆被害者に会って「遅れて申し訳ない」＝韓国

韓国のユン・ソクヨル大統領は19日午後、主要7ヵ国（G7）首脳会議に出席するため、日本の広島を訪問した。ユン大統領は21日まで2泊3日間広島に滞在する。

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　ユン大統領は初日の同日、豪州、ベトナム首脳と会って2国間会談を行い、協力強化を約束した。さらに夕方には、キム・ゴンヒ夫人とともに広島原爆被害の在日コリアンに会って慰労の言葉を伝えた。

　原爆被害者たちとの出会いは、同日の日程のハイライトだった。ユン大統領はこの日午後7時頃、広島のあるホテルで韓国人原爆被害者10人と広島民団・韓人会関係者9人に会った。歴代の大統領の中で広島原爆被害者に会ったのはユン大統領が初めてだ。

　ユン大統領は「皆さんの苦痛と悲しみは私には計り知れないが、この場を借りて犠牲になった同胞と皆さんに慰労の言葉を申し上げる」と話した。

　続いて「明後日、岸田首相と韓国人原爆犠牲者慰霊碑に共同参拝する予定だ」とし「日韓両国首脳が一緒に慰霊碑を訪れるのは史上初であり、韓国大統領としても慰霊碑参拝は初めて」と述べた。

　ユン大統領は「韓国大統領の慰霊碑参拝が遅すぎた。この場を借りてもう一度皆様に申し訳ない気持ちを伝えたい」と述べた。

　出席者たちはユン大統領が訪れ、追悼と慰労をしてくれたことに感謝の意を表した。