ロケットが黄海(韓国名:西海)に落下してから5日目の4日、韓国軍当局はロケット胴体の残骸に高張力ロープを一部結んだが、作業を中止して翌日に再開することを決めた。
合同参謀本部は午後5時頃、お知らせを通じて「現場の流速が2ノット(時速3.7キロメートル)で水中での視界が悪かったため難航している」とし「明日現場の状況を考慮して引き揚げ作戦を実施する予定」と明らかにした。
韓国軍は3日午前、ロケット落下水域であるチョルラプット(全羅北道)クンサン(群山)のオチョンド(於青島)から西に約200キロメートル離れた海に海難救助戦隊(SSU)を投入した。
深海潜水士は深さ75メートルの海底に沈んだ残骸にロープを結びつける作業を進めてきた。
該当水域は海の中の視野が不透明な上、海の動きが無くなる潮止まりが限られているため、作業が容易でない状況だ。
韓国軍は残骸が損傷しない状態で船上に引き揚げる計画だ。「千里馬1型」の全長は29~30メートルほどと推定されるが、現在の残骸物を識別した結果、2段目と3段目に推進剤がついている形と見ている。
また、ロケットの上段に搭載された軍事偵察衛星「万里鏡1号」を引き揚げる可能性もある。
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